コメツキガニの万歳

昨日、中国地方は梅雨明けだったようです。

昨日もそうですが、今日もうだるような猛暑。
そんな中、両日ともカニの写真を撮るために木陰のまったくない干潟に
出かけました。

今日は、綿のズボンが膝のところでパツンパツンのままでじっとしていた
ため、そこに太陽の直射を受け、なんと直径8センチメートルほどの赤い
リングがいたいたしく膝についてしまいました。

そう、低温やけどです。

病状の写真も撮りましたが、美しくないのでカットします。



昨日、今日のねらいのひとつは、コメツキガニのはさみ振りダンスの
撮影です。

これまでも撮っていますが、もっといい画像が欲しいのです。

干潟のカニたちは実に眼が良く発達していて、行動も俊敏です。
ですから、腰を下ろし、じっとフリーズしたまま1個体に的を絞り、
何十分もねばる必要があります。。


もうひとつは、足の付け根の毛から水を吸っているのではないかという
仮説のもとで、体を傾けて水を吸っている写真が撮れないかということ。

これはさらに難易度が上がり、めったにみせないそんな姿にたまたま遭遇し、
カメラを向けてピントを合わせ、一瞬のうちにシャッターを切らなければ
なりません。

当然、その隙に巣穴に逃げてしまいます。

たくさん撮った写真をすべて見る時間がまだなく、とりあえず、
1枚だけ、ダンスの写真を載せておきます。


親指の爪ほどの大きさのカニがそれぞれメスを呼ぶために
いっしょうけんめいに全身をつかってアピールしています。

そんな状況は、広島市内の河川敷では、ほぼどこでも見られますが、
市民でそれを見たことがある方が何人いらっしゃることか。

明日にでも、ちょいと出かけてみて下さい。



sizeretouchDSC_3554.jpg


砂泥地ではチゴガニたちが、砂地ではこのコメツキガニたちが、
暑い日射しにもまったくめげず、一生懸命はさみを振り上げていますから。



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鏡の不思議でお遊び

昨日の続きです。

鏡のしくみをなんとなく理解してもらった上で、子どもたちにそれぞれ
鏡を与えます。

彼らの手元には簡単な迷路が用意されています。

「さあ、迷路に挑戦だよ!」

その迷路を見て、あまりの単純さに、

「幼稚園の子でもできるよ。」

なんて言っています。
ついこのあいだまで幼稚園だった子もそんなノリです。


「今日は、この迷路を、鏡に写して進んでみようね。実際の手元を見ては
だめだよ。」


「ええっー。」と少しひるみますが、「簡単、簡単」とすぐにでも
取り組みたがります。


やりかたは、手元を下敷きなどでかくし、向こうに置いた鏡の像を
みながら迷路をたどります。


size300trimIMG_3301.jpg


こんなかんじですね。

その結果がこれです。


sizetrimretouchIMG_3303.jpg


少し進んだと思ったらすぐに道をはずれています。

また、右に行くべきところを左に行ったり、上に行くはずが下に行ったり。

「うっそー」 とか 「えーーー」 とか 「なんでー」とか、至る所で
ため息、独り言、悲鳴がまぜこぜに聞こえます。

ようやくゴールにたどり着いたときは、もうみんな疲れ切っていました。

ステップ2でこれですから、ステップ3も厳しかったですね。


sizetrimretouchIMG_3305.jpg


途中で道をはずれたため戻ろうとするのですが、戻るどころか
ますます道をはずれています。


ところが、おもしろいことに、この二つをクリアした子らは、
次の超難関迷路を意外に楽にクリアします。


これが、小学校2年生の戦いぶりです。

sizetrimretouchIMG_3306.jpg


これが小4の子。
この子は疲れた顔をみせず、むしろ楽しそうにやっていたのが
印象的でした。


sizetrimretouchIMG_3307.jpg


どうやら、繰り返しやっているうちに脳のなかで鏡の像から実像を
連想することができるようになり、鏡をみながら実際には頭の中で
図を変換しながら鉛筆を進めているようです。


これはどちらかといえば男子が得意のようでした。
女子の結果は載せるのがちょっと、、、、。


もうひとつおもしろいことは、難関迷路の軌跡を二つ並べてみると、
縦の線は比較的迷わずに描いていますが、横の線になると
とたんに迷いが生じています。

向こうかこっちかは単純に頭で置き換えができ、右か左かは
なかなか難しいようですね。

ここらへんをいろいろと調べてみると、人間の脳の働きが
だんだんと解明出来るかも知れませんね。

取り組んだ皆さん、お疲れさまでした。

全員が、迷路のプリントを余分に持って帰りましたので、
ご家族の皆様におかれましても、ご愁傷様でした。



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鏡の不思議

「鏡ってどんなふうに映るの?」

って聞くと、相手が小学生であれ、大学生であれ、一般の方であれ、
ほとんどの方が、

「逆さまに映る。」

と答えます。

昨日も、小学校の低・中学年の子たちが「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」っと
一斉に手を挙げ、

「ひっくり返って映ります。」

「逆さまに映る。」

「逆です、逆、ぜったいに逆!」

などと答えてくれました。


意地悪なわたしは、揺さぶりをかけます。

「ええっー、ほんと? じゃあ、上の物は下に映る?」


ここで、多くの子がいったんたじろぎます。

「むむむ、いや上のものは上に映ってるよねえ。」

しかしこれくらいで子どもたちを説得することはできません。

なんとか対抗しようとする子が現れます。

「でも、右にあるものはわたしの左に映ってるし、左のものは右に映ってるし、、、。」

でもちょっと不安げです。


別の子も、

「そうそう、右手を挙げると鏡の中のわたしは左手を挙げてるじゃん。」

他の子もそれに勢いを得て、

「そうだ、そうだ。」と賛同の嵐。


さらに、男子が鏡の前に立ってわたしに追い打ちを掛けます。

「鏡の中では文字や数字が逆さになってるし。」

などと、どんどん勢いを得て、子ども軍団はさらにわたしを畳み込もうとします。


用意した手鏡をかざして、「見て、見て。時計だってほら、逆さになってるでしょ。」

「ほらね」、「やっぱり」という声が聞こえてきます。


もうこうなると、全員、満面の笑みですね。


最底辺に落とされたわたしはここから子どもらを説得しなければなりません。

「じゃあ、右手をグー、左手をパーにして鏡の前に立ってごらん。
鏡の中の自分のグーは、どっちにある?」

「左手がグーだよね。あれっ、左手がグーなのに右側にあるよ。」


しばし混乱が続きます。

「でも、時計の文字盤は逆じゃん。」


ここでいよいよわたしの逆襲です。

「ほんとうに逆?よく見てごらん。
鏡の中の像は、上の方の物は上にあるし、下の物は下にあるでしょ。
右の物は右にあるし、左の物は左にあるよ。」

「むむむ。」

といったやりとりをやったあげく、右と左が逆になっているように
見えるのが本当かなあと投げ入れます。

「右手を挙げたら、鏡の中では左手を挙げているように見えるのは
まちがいないよ。でも、ほんとうにそれは左手かな?

鏡の中の自分の立場になってしまってついつい考えているから
左手を挙げているように見えるわけで、実際にはよく見てごらん、右手だよね。

さっき、右手のグーを映したら、左手のように見えたけど
ほんとうの左手はパーだからね。」


全員が渡された鏡の中の自分を見て、グーとかパーとかしながら当分
考え込んでしまいます。
中には、鏡の自分とじゃんけんを始める子もいますが、まあいいでしょう。


「わかった。鏡の中に自分の気持ちが入ってしまうとおかしくなるんだ。」

「じゃあ、時計の文字盤はどうして逆のままなの?」

などなど。


ここらで種明かしですね。

「まず、自分が写った写真を想像してみよう。そのバックには時計や
カレンダーなどがあるといいね。」

「ふむふむ。」


「その写真を白い紙ではなく、透明なシートに焼き付けたとしましょう。

そしてその写真を裏側からみたらどうなるかな。」

しばらくして、


「わかったーーー。」

「裏から見ているんだー。」

「だから時計の文字盤は逆さまではなくて、裏がえした文字を見てるんだ。」

これがわかれば、大成功。


鏡の不思議


写真を手に持って180°回転させて上下を逆さまにしたら、天地左右が
逆になります。
これが普通に言うところの逆さまですね。

顕微鏡で見る像や普通の天体望遠鏡で見る像はまさにその天地左右が
逆さまです。


ところが、鏡の像は逆さまではなく、裏写りしている画像(虚像)を
見ていることになります。

この違いは、似ているようでまったくちがう概念で、こういった概念を、
あいまいにせず、できるだけ小さい時から鍛えたいというのがわたしの
ねらいなのです。

楽しみながら。




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赤いゾウリムシの赤を抜いたら光に鈍感になった 2

昨日の続きです。

赤い色素をもったブレファリズマという名前のゾウリムシの一種がいます。

明るいところに1週間置いたところ、ほとんどの個体が透明になりました。


このブレファリズマを、ガラス板2枚でゴム板をはさんでつくった
うすいプールに入れて泳がせます。

昔あったスライドのマウントのようなものです。

しばらく自由に泳がせて、その後、とつぜん光を当てます。

すると、普通のブレファリズマはとたんに動きが変化しますが、なんと
このゾウリムシはほとんど変わりませんでした。


キャプチャーブレファ


わかりにくいのですが、写真を載せておきます。

黄色い丸でかこんだのが透明になったブレファリスマで、後の方から
光を当てていますので白く見えます。

もっと小さい白い点はエサの微生物です。


小6の男子は、このを動きを動画を撮り、パソコンで再生して
鉛筆でトレースしています。

おもしろくなってきました。



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赤いゾウリムシの赤を抜いたら光に鈍感になった

小6の男子がゾウリムシ類の研究をしています。

赤い色素をもつブレファリズマいう繊毛虫は、田んぼに水を張ると
すぐに出てきますので、ルーペか双眼実体顕微鏡があり、田の水を
採取してくることができるという条件さえクリアすれば、簡単に見ることが
できます。

sizetrimretouchDSC_0995.jpg


きれいな繊毛虫ですね。

この虫に強い光を当てたら、急におかしな動きになることを
小6男子はすでに見つけました。
まあ、これは文献にもありますので、彼が発見したわけではありません。

とはいえ、材料であるブレファリズマをたくさん増殖させておき、
動画を撮れるような平べったいプールを作り、カメラで動画を撮る準備をし、
撮影した動画をパソコンで映し出し、動きをトレースし、、、、と、あれこれ
大変です。

よくやるとおもいますね。


で、彼は、次の点にひっかかりました。

まず一つは、このブレファリズマは暗いところでストックするように
昔から言われています。
光がきらいなんでしょう。

そして、明るいところで飼っていたときに赤い色素がどんどん抜けて
いったという経験をもっています。

じゃあ、色素が抜けたブレファリズマに同じように光を当てる実験をしたら、
どのような反応をするのだろうか?

という疑問が自然に湧いて出てきました。


もちろんわたしは答えられませんから、

「やってみよう。」ということになります。


さあ、どうなったのでしょう。


光のペンジュラム

ペンジュラムというのは、振り子のことです。

今日は、科学写真チームの中学生、高校生が挑戦しました。


振り子の先端に100均で買ってきたミニ懐中電灯をつけ、天井からつり下げます。

回転をかけながら振ると、楕円の軌道を描いて振り続けます。

これをまっ暗な部屋で下から写真に撮ります。


もちろんシャッターは開きっぱなしにして、20秒とか30秒とか露光します。

と、こんな写真が撮れます。


sizeretouchDSC_3263.jpg


sizeretouchDSC_3264.jpg


sizeretouchDSC_3265.jpg




長時間露光(カメラの表示では bulb )ができるカメラならなんでも
OK。

どうぞお試しあれ。


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ようこそ SCOOTIST です
ようこそ、SCOOTIST です。

時々、ビッグスクーターにまたがって、中・四国の自然にひたりに出かけます。
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