アンモナイトのレプリカづくり

化石掘り、大人気です。

今年のサイエンスフェアでも化石掘りのブースが賑わいました。

さて、本物の化石はなかなか手に入りませんが、レプリカを
作って手元に置いておくことは、実に教育的であり、
毎日眺めることによって形を覚え、質感を体験し、
そして太古の昔に想像を及ぼすことが可能となります。

今日は、小学校低学年の児童が、アンモナイトのレプリカづくりに
挑戦しました。

小学校1年生でも全員がアンモナイトを知っていました。
ただし、それがタコイカの仲間であること、サイズが2メートルにまで
なるものがあったこと、世界中に分布していて、示準化石になって
いることはもちろん誰も知りません。

そんな話をしながら、油粘土で型を作り、石こうを流し込んでもらいました。


sizeretouchIMG_3159.jpg


いまは、乾燥中。

次回に、粘土の型から取りだします。
この瞬間がいいですよね。

その後、色を塗り、ニスを塗ってつやつやにします。

世界に一つだけのアンモナイトのレプリカを持って帰り、
手元に置いてあれこれ中生代のようすをその子なりに
想像してくれることでしょう。

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結晶の偏光顕微鏡写真に小学生が挑戦

先日、壁に飾ってある偏光顕微鏡で撮った結晶の写真を見た小学生の
女の子が、

「これ、どうして撮ったん?」

「これは、おばあちゃんのかぜ薬をちょっと改造した顕微鏡で撮ったんだよ。」

「うちにも撮れる?」

「撮れるよ。」

「撮りたい。」

「よっしゃ。」

で、先週、みんなで顕微鏡の使い方の練習をしました。

例によって、「ウォーリーをさがせ」のプレパラートを使ってあっという間に
顕微鏡の使い方を習熟しました。

なにしろ、一人一台ありますから。


そして今日、いよいよ薬品の結晶を偏光顕微鏡で観察しようという段取りです。

まずプレパラートをつくります。

薬品を水に溶いてスライドグラスに点々と置き、自然乾燥させます。
この時、できるだけ薄く置いた方が早く乾燥します。


乾燥させている間にそれぞれ各自の顕微鏡を偏光顕微鏡に改造します。
この改造をしないと結晶にきらびやかな色が付かないのです。


まず事前に、あらかじめ丸く切っておいた偏光シートを子どもたちに渡し、
接眼レンズのネジを開けて中の棚に収めてもらいます。

次に同様に少し大きめに丸く切った偏光シートを顕微鏡のミラーにセロテープで
仮止めします。

これで顕微鏡のステージにプレパラートを置くと、プレパラートは2枚の偏光シートに
挟まれることになります。


長年つきあってきた上級クラスですから、指示されたとおり、手際よく
作っていきます。



さあ、見てみよう。

「先生、やばい!」

「これ、やばい!」

「やばい、やばい!」

わたしはいったい何が起こったのかわからなかったのですが、
予想外の事が起こり、感動したときに、いまどきの子どもたちは、
「やばい!」というのですね。


これは男子、女子関係なく叫んでいました。
テレビの影響でしょうか。


そのやばい写真を載せておきましょう。

上はクエン酸です。
下はナフトールです。



sizeretouchDSC_2845.jpg


sizeretouchDSC_2852.jpg


自分の顕微鏡の視野に、突如現れたカラフルな虹に、びっくりたまげたのでしょう。

たった2枚の偏光シートで挟まれただけのプレパラートが、なぜこんなに
きらびやかな色が出るのでしょうか。

簡単に言えば、1枚目の偏光シートで整えられた光がそれに直交する2枚目の
偏光シートで閉ざされますので視野はまっ暗になるはずですが、
1枚目を通過した光が結晶の中を通るときにいろいろな方向に曲げられ、
特定の波長の波がの一部が2枚目を通過できたからです。


大変に難しいのですが、今日は家に帰って、一生懸命に自分のボキャブラリーを
総動員して話しているとおもいます。

ただ、どんな画像か見られたのかは家族にはわかりませんから、なかなか
理解してもらえないでしょうねえ。


今日は、それぞれの作った結晶を写真に撮りましたので、次回に写真にして
渡します。

これで、もういちど、感動をもって家族に話ができるはずです。

さすがに、次回、「やばい」とは言ってもらえないとはおもいますが。



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科学研究相談まっさかり

夏休みの科学研究の相談を内輪で受けています。

もう10組以上おいでになりました。

今日も4組。

1組あたり短くて1時間、長い場合は2時間ほどかかります。



今日の最後は小2の女の子と両親、それに付き添いの幼児。

最初はダンゴムシの行動研究をやろうということですでに
道具も用意されていたようでしたが、以前の相談でキラキラ系が
大好きと聞いていたことをつい先日ふと思い出し、結晶の偏光
顕微鏡写真について、こんなのもありますよとお母さんにメール
をしたのでした。


早速聞きにおいでになりました。


やり方は簡単です。

薬や泥などを水で溶かし、スライドグラスの上で乾燥させ、出てきた結晶を
顕微鏡で見ます。

この時、サンプルと光源の間に1枚、サンプルと自分の目の間に1枚、
それぞれ偏光シートを置くのがポイントですね。


とり急ぎやって見せたところ、なかなかのお気に入りのようです。

今日、やってみた写真は、これです。


まずは、干潟の砂粒がこれ。


sizeretouchDSC_2653.jpg


次に、以前作ったかぜ薬のサンプルがこれです。


sizeretouchDSC_2827.jpg


お母さんも意欲的で、エジプトの砂が少しありますとか、お父さんも
乗ってこられ、鳥取砂丘の砂もあったよなあなんて会話がはずみます。

しめたものですね。

とかく小さい子の教育はお母さんだけがかかわるのが風習のように
なっていますが、お父さんが科学研究をきっかけにその社会体験を生かして
かかわっていただくことは大いに有効で、今日もお父さんが尊敬される
場面がたくさんありました。

また、家族全員の共通の話題になりますよね。

ご飯を食べながら、子どもの研究をあれこれ家族で談義するなんて、
なんて理想的なことか。


楽しみながら、いい研究が仕上がるとおもいます。


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ミジンコに挑む中1女子

ミジンコの研究をしている女子がいます。中1です。

小さな飼育瓶をいくつか用意し、それぞれにミジンコを1匹だけ入れ、
2,3日おきにその数を数えました。

4月7日から20日までの間に5回だけビンの中のミジンコを数えました。
エサは植物プランクトンを与え、時々水替えもしました。


彼女はその結果をすでに集計しているのですが、なかなか複雑であり、
また中間試験やら学校行事やらで整理しにくい日々が続きました。


今日、ふたりでいっしょにわかりやすい図にしてみました。

これです。


ピュレックス成長


まだたった2個の飼育瓶の集計結果しかありませんが、それだけでも、
けっこうおもしろいことがわかります。


産卵の周期とか、脱皮の周期とか、産まれてどのくらいで産卵できる
のかとか、この図から読み取れることはかなり多くあります。

これをもとに、彼女がこれからあれこれ考察することでしょう。


彼女は、小5から科学研究の指導を受けていますので、もうそこらは
大ベテランです。

日頃は口数の少ない、おしとやかな子ですが、表や図をもとにして論理的に
考察し、これとこれが明らかになったとか、これはわからないとか、今後
こんな実験を加えたらこれが明らかになるであろうとか、つるつると
いえる子です。

そしてさらに疑問を明らかにしようという意欲のある子です。
この意欲がうれしいですねえ。


進展がたのしみです。



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葉脈標本づくり

小学生たちに、葉脈標本を作ってもらいました。

ねらいは、葉っぱに網の目のような道があり、葉っぱのすみずみまで
水や栄養を運んでいることを実感してもらうこと。

はじめに、昨年作った葉脈標本を見せ、この筋は何のためにあるのか
聞いてみました。

いろいろな答が出ました。

葉がだらりと垂れないようにとか、葉のもようをつくるためとか、いろいろ
出ました。

「筋がすみずみまで広がっているよねえ。」とヒントを与えると、
すぐに正解が出ました。


例年どおり、近所でもらったヒイラギモクセイを使いました。

苛性ソーダにつけ、水でしっかり薬品を流した材料を渡しますが、
念のためビニル手袋を着けさせ、歯ブラシで葉肉を落とします。



sizeretouchDSC_2439.jpg


標本は白っぽいのですが、食用色素やインクで色をつけます。


sizeretouchDSC_2453.jpg


このように、まさに網の目のように葉のすみずみまで届いています。


sizeretouchDSC_2447.jpg


棘の先っぽまで太い葉脈が達しています。

動物では血液を運ぶために血管が葉脈のように体のすみずみまで
届いているよ、と言おうとしたら、子どもの方から、「血管のようだね。」と
先に言われてしまいました。



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時々、ビッグスクーターにまたがって、中・四国の自然にひたりに出かけます。
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