フナムシの実験

ダンゴムシ類の進化を知る上で、乾燥との戦いが大事だと
考えている中学生たちが、乾燥実験を行っています。

筒の中にダンゴムシを入れ、掃除機の先を筒に接続してスイッチを
入れると、筒の中の中のダンゴムシは乾燥されるはず。

これを、ダンゴムシ、ハマダンゴムシ、ワラジムシなどで比較して
みようという段取りです。

今日は、先日わたしが集めてきたフナムシでの実験です。


ところが、中学生たち、だれもフナムシに触れません。

「足が多い。」

「動きが速すぎる。」

「ゴキブリに似ている。」

はいはい、おっしゃるとおりですね。

想定内のことでしたので、今日はわたしが実験の助手を務めました。


これが、乾燥装置にかけているところです。


sizeretouchIMG_5628.jpg



結論からいいますと、ダンゴムシ類にくらべて、乾燥しやすいことが
わかりました。

データは後日彼らが計算し、いずれグラフにして示してくれることでしょう。


やはり、水辺に生活しているフナムシは、ダンゴムシ類より乾燥に
弱いことがわかりました。


水辺から離れられないということでしょうねえ。

他の等脚類のデータもしだいに集めているようですので、比較した
結果がほしいところですねえ。

楽しみです。


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大気圧を感じる実験

小学生の実験の様子を紹介します。

大気圧を体感する実験です。


大気圧っていっても小学生にはわかりませんので、最初は空気の重さという
表現を使いますが、途中から大気圧という言葉を使いますので、最後には
ちゃんとみんな大気圧やら1気圧を実感して帰ります。


「1気圧ってすごい。」といいながら。


まず、ふたつの金属のボウルをくっつける準備をするのですが、
密着させるために、画用紙1枚ととキッチンペーパー2枚でドーナツを
つくり、サンドイッチ状にしてボウルの口に置きます。

これに水を垂らして濡らしておくのがコツです。


図解


こんな感じです。

図ではキッチンペーパーを1枚だけ置いているように見えますが、
画用紙の上下に都合2枚を置いています。


アルコールをティッシュにほんの少ししみこませ、ボウルの中に
投げ入れます。

すぐに別のボウルでふたをします。

キッチンペーパーが濡れていますので、密着するという寸法です。
もちろん中は真空とはとうてい呼べるものではないのですが、
気圧が下がっているのは間違いなく、大気圧を体感するには
これで十分です。

ボウルが冷えるのを待って、引っ張ってみますが、大人でも開けるのは
困難です。


小学生たちは、どうしても開けたいようで、わたしが指示したわけでも
なんでもないのですが、みんなで引っ張ろうということになりました。


sizeretouchIMG_5621.jpg


みんなが意見を出し合って方法を考え、いったん決まったら協力し合い、
心を一つにして真剣に、純真に取り組んでいるのをみると、ほんとうに
天使のようにおもえてきます。


さすがに開けることは難しかったのですが、マイナスのドライバーを
口の隙間にねじ込んで無理矢理開けると、
「シューーーー」と空気が入り込んで簡単に開けることができました。


「1気圧ってすごいねえ。」っていいながら帰っていきました。


ガウス加速器の実験

小学生の上級クラスの実験です。

直径1センチメートルほどの円柱形のネオジム磁石に、同じく直径
1センチメートルの鉄球を数個くっつけ、反対側から別の鉄球をゆっくり
転がして当てます。

そうすると、その鉄球がネオジム磁石の直前で急に強く引きつけられて
当たります。

その当たった瞬間のスピードが維持されて、反対側の鉄球が
1個だけものすごいスピードではじき出されます。

このセットをいくつか一列に置くことで、次々と鉄球の速度は
上がっていきます。

これをガウス加速器と読んでいます。


そのスピードを、実はビースピという簡単な速度計で測ることが
できます。

先週と今日、みんなで協力してデータを集めました。


sizeretouchIMG_5566.jpg


このデータを集約した結果は、また来週彼らが取り組むことになって
いますので、お楽しみに。

こうして、みんなで一つの実験装置を囲み、協力し合ってデータを
集める実験って、大事ですね。


それぞれが任せられた作業を責任をもって果たすことで実験が
うまくいくし、たった一人が放棄すると全体がまったくうまくいきません。


先週は無責任な子もいましたが、今日は一糸乱れぬチームワークで
やりとげました。

やればできるなあというのと、やはりわがままだったりボーとしていることで
迷惑をかけるということがそれぞれ自覚できたので、2時間目はたいそう
円滑に進みました。

こういう体験を若いうちにできるだけたくさんさせるべきですねえ。


サインペンの色の不思議

小学校低学年の児童らとの実験です。
おおウケでした。

内容は、サインペンの色を、ペーパークロマトグラフィで分析しようという
けっこうレベルの高い実験なのです。


短冊状に切ったろ紙の一方の端から2センチメートルほどのあたりに直径
5ミリメートルほどの円を鉛筆で描き、そこにサインペンで色をつけます。
これを原点とします。

その短冊をコップの中につるし、水を入れて短冊の先端を水に浸します。

そうすると、水が毛細管現象でろ紙を上がっていき、原点の色を溶かしながら
さらに上がっていきます。

水に溶ける度合いは、色によって違っていますので、溶けやすい色がまず
先端に現れ、続いて、溶けやすい順に色が現れていきます。

要するに、原点に塗った色が黒であったら、それを構成する様々な色が
分離して現れるわけです。


昨日、たまたまハートの形になったサンプルがあり、これもみんなに
大人気でした。


sizeretouchIMG_5511.jpg


予想外のことが起こるのが実験で、これもまた楽しいひとときですね。



原生動物の発送

来週、教材生物バザールという企画が、広島県立教育センターで
開かれます。

学校、動物園、植物園、大学、研究機関などの有志が教材生物を
無料で提供し、県内の学校の先生方が取りにおいでになり、
それを教育に生かしてもらおうという企画です。

今年で22年目です。


個別に教育センターがニーズに対応することはあるとおもいますが、
一堂に会して、専門家の説明付きで提供するのはおそらく、全国でも
広島県だけだとおもいます。
(あくまでも推測です。)


毎年テレビ報道されていますので、今年も放映されることでしょう。


これまで何度かこの教材生物バザールに生物を提供していますので、
今年も届けることにし、今日、慌ただしく発送しました。


ゾウリムシのジャムビン1本と50ミリリットルチューブ4本。

スピロストマムという巨大な繊毛虫も同様にジャムビン1本と50ミリリットル
チューブ4本。

ブレファリズマという赤い繊毛虫は50ミリリットルチューブ4本。

ヒメゾウリムシを50ミリリットルチューブ4本です。


sizeretouchIMG_5408.jpg


あいにく私は当日参加できませんでの、配布は担当者にお任せしています。

欲しい方がどのくらいいらっしゃるか様子を見て、そのまま、または小分けして
渡してくださることになっています。


いずれも、今日、植え継ぎしましたので、バザール当日にはかなり増殖
しているはず。

そのままもらい受けた方も、しばらくは植え継ぎしないで大丈夫です。

子どもたちに本物の原生動物をしっかり見せてほしいという願いが
届くことを期待しています。



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