光りものの好きな少女の研究

小2の女子が、科学研究をしたいということで相談を受けました。

光りものが好きということでしたので、わたしもそうだよと妙に納得した上で、
テーマを決定。


さて、なにを材料にするかということで、あれこれ考えました。

大昔、大枚をはたいて手に入れたダイヤも、あっという間に所有権が
移り、ちょいと実験に貸してとなかなかいえるような雰囲気では
ありません。

身近に、そうたくさん光りものがあるとはおもえませんし、、、。


あれやこれや考えているうちに、薬や鉱物の結晶の偏光写真を
想い出しました。


「うちには海外の砂があるし、おばあちゃんの薬もたくさんあります。」
とのことで、じゃあ、それをいろいろ試してみようということになりました。


顕微鏡を貸し出し、偏光フィルターの使い方を教え、撮影は
もっぱらスマホを接眼部にかざして撮るという方法でデータを
集めてもらいました。


sizeretouchDSC_4379.jpg


sizeretouchDSC_4391.jpg


sizeretouchDSC_4394.jpg


あいにく、どの写真がなんなのかを聞き忘れましたが、3枚とも砂の
写真です。

おそらく、家族が旅行されたエジプトの砂漠の砂と、お父さんの職場の
方に持って帰ってもらった中国の砂です。


いやー、まさに光りもの満載ですね。


各地の海の塩分濃度を調べた中学生と同様、知り合いにお願いして
材料を集めることができるのは、それはそれでひとつの力です。


なぜこんなに光るかは小2の子には難しいのですが、少なくとも
いろいろプレパラートを作って観察してみると、色といい、輝きといい
様々であることがわかったはず。


自分自身でこうして手をかけて材料を加工し、実際に見て、
きれいな結晶が現れたときに感動し、親に撮影してもらい、
さらにはそれをレポ-トにつくって作品化させるという営み。


わたしも、小さい頃にこんな体験ができたら、今の人生とは
違ったのではないかと、すこしうらやましくおもったりしています。



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ビタミンCコンテスト

夏休みが近づき、科学研究の相談が相次いでいます。

家庭で親子で楽しめる実験を、今日は小学生を相手に
やってみました。


先に難しい話をしておきましょう。


うがい薬に含まれるヨウ素は他の物質を酸化させる働きがあります。
逆に、ビタミンCには強い還元作用があります。

ちょうど逆の性質です。


うがい薬の中に、ビタミンCが含まれている果汁などを入れると、
ヨウ素が還元され、ヨウ化物イオンになります。

これが透明ですので、液体が透明になります。


おまけですが、透明になった液体に強い酸化剤、たとえばオキシドール
などを加えると、もとのヨウ素液の色(茶色っぽい色)にもどります。


さて、この酸化還元作用を利用すると、果汁や飲物などにどのくらい
ビタミンCが含まれているかがわかります。


まず、水30mlにうがい薬を5滴落とします。これがチェック液です。


うがい薬


そのチェック液に調べたいモノ(以下サンプルといいます)を1滴ずつ
落としていきます。

落ち着いて、1滴ごとにガラス棒か割りばしでかき混ぜるのが大事です。


ビタミンC検出


そうすると、ビタミンCが多く含まれるものほど、早く透明になります。


やってみて意外なことに気付きます。

「ええっ、レモンってあまりビタミンCが多くないんだ」ってこと。

むしろ、キウイやお茶が多かったりしてびっくりします。



小学校低学年の子らも、今日は熱心にしかも慎重に実験した結果、
これを確かめることができ、びっくりしていました。


ダイコンもサンプルです。

ちょっとだけダイコンの汁をとるだけではもったいないので、
1本のダイコンの首の部分、、胴の部分、そしてしっぽの部分をそれぞれ
下ろして汁にし、比べてみました。


首37滴、胴26滴、しっぽ30滴と、異なった値が出ました。


胴が一番ビタミンCが多いということになりました。


sizeretouchIMG_3282.jpg


とマトなどの色が付いたサンプルを調べる場合には、どんどんそのサンプルの
色がチェック液についてきますので、チェック液が透明になったかどうかが
判断できません。

こんな時に、機転をきかせるのが保護者の役割ですね。


チェック液と同じ量の水を入れた同じ容器も用意し、それぞれに
交互にサンプルを落としていきます。
かき混ぜ棒はそれぞれ専用とします。

チェック液の容器と水の容器の色が同じになったところで、ヨウ素の色が
透明になったと判断します。

この時点で、子どもたちはお母さん、お父さんを尊敬します。



小学校の低学年では、いろいろなサンプルを試してみるといいでしょう。

柑橘類ではチャンピオンは何かな?

果物では?

やさいでは?

飲みものでは?


そういえば、ビタミンCって熱に弱いといわれていますね。
こんなことも、研究を発展させるヒントになります。


また、すっぱいモノが必ずしもビタミンCが多いわけではないことに
気付きますから、すっぱいモノはほかになにがあるのだらろうかと
広がっていきますね。


台所にありそうな、酢やクエン酸などをチェックしてみたり、
飲みもののラベルに書かれた成分表を参考にしてみたり、
意欲の高い子は次々と広げていくはずです。

これは中学生レベルでしょうかね。


ともあれ、実験そのものは単純ですが、奥深く潜り込めそうです。

もっとやってみたい。

あれはどうなの?

っていう子、あるいはそんなお父さん、お母さんが、探究心のかたまりですね。


この年になっておもうことは、好奇心とか探究心とか向上心とか、そいういった
心意気をもたないままで年をとりたくないなあってこと。

そんなすてきな気持ちは、若いときに育てて欲しいとおもいますね。
そうそう、学校にまかせるのではなく、お父さん、お母さん、おじいちゃん、
おばあちゃんが育てるのです。



この記事をご覧になった方がみなさんビタミンCの研究をしようと
お考えになってもまったくけっこうですよ。

実際に自分で手を染めてためしてみることが大事ですから。

そして結果を表にまとめてみる、予想とどうちがったか考えてみる、
それを文章にしてみる、写真を入れてわかりやすく工夫してみる、
表紙をちょっとおしゃれにしてみる、、、。

そういったことが科学研究の第一歩ですから、テーマが同じでもまったく問題
ありません。

頑張ってくださいね。心から応援します。




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小6男子のゾウリムシの研究 (2)

昨日の続きです。

小6男子のゾウリムシなど原生動物の研究について紹介しています。

今日は、ゾウリムシに光を当てたらどうなるか、について動画を載せて
おこうとおもいます。

結論を先に申し上げれば、光が当たろうが切れようが、まったく影響を
受けないことがわかりました。

つまり光感受性はないといっていいとおもいます。

実は、その前にブレファリズマという赤いゾウリムシを同じような
装置にかけ、光を当てたり切ったりして動画を撮りました。

その結果、ブレファリズマは光が当たったとたんに急に円を描くように
なったり、動きが遅くなったり、明らかに光の影響を受けたのが
わかったのです。

じゃあ、普通のゾウリムシではどうかというのが、今日の実験です。


優雅な泳ぎをごらんください。


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それにしても、不思議な生きものですよね。



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小6男子のゾウリムシの研究

小6男子がゾウリムシなどの原生動物を研究しています。

一見かわいい児童ですが、生きものに対する興味・関心も高く、
研究の意欲も見識もあり、それにセンスもよく、申し分のない子です。

口数は少なく、控えめですからおそらく昨年の受賞を自慢するでもなく、
平穏な日々をすごしているとおもわれます。

こんな子をおそらく担任の先生はお気づきでしょうが、いまの学校教育の
システムではどうすることもできないので、せいぜい、有名私立中学校に
入学を勧めることになるでしょう。

おっと、あまり個人的なことを申し上げるのはこの場にふさわしくないので、
これ以上書きませんが、その受験真っ最中のはずの小6の子がゾウリムシを
研究しています。


これが、彼の撮った写真のうちのほんの1枚です。


sizeletterretouchDSC_2793.jpg


これは、2枚の薄いガラス板の間の狭い空間にゾウリムシを自由に泳がせ
それを、5秒ほどの時間シャッターを開いたまま露光して撮ったものです。

その露光中に、バックから当てたライトのスイッチを入れたり切ったりを4回
繰り返して撮ったのです。

つまり、4回照射時にゾウリムシは白く写り、4回ライトのスイッチを切ったときには
写らないというしかけです。

これは二人で考えたのですが、彼は直ちに技を習得して実行に移し、
何枚もの写真を撮りました。


このたった1枚の写真からでさえも、いろいろなことがわかります。

進むスピードが個体によってまちまちであることはもとより、
まっすぐ進むもの、波打って進むもの、回転しているものなどなど。

これから面白いことになるのですが、あいにく受験勉強がのしかかって
くるため、いったん休憩になりそうです。

中学校に入ってからまた再開ということになりそうですね。

とりあえず、いままでのまとめだけはすますよう、伝えたいとおもいます。




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トマトの水栽培

小学4年の女子が、トマトの水耕栽培に挑戦します。

先週、スポンジに切れ目を入れてその中に種を蒔きました。
数日の発芽のようすです。


sizeretouchIMG_2318.jpg


これが、今日はすでに2cmほどになっています。


普通に土に移植するのと、発泡スチロールの箱で水栽培するのとを準備し、
両者の育ちを比較しようという目論見です。

その準備のための買い物におつきあいしました。


ヒアシンスなどの水栽培は教科書などにも載っていますので、ご存知の方が
多いとおもいます。

トマトの水栽培も知る人ぞ知る、うまくいけばひと株から数千個の実を得ることが
出来るほどの実績があります。

土に植えないことで、根を自由に伸ばすことができ、また根に酸素と肥料が十分に
供給され、さらに土の中にひそむウィルスや線虫などの害を受けないなど、
いいことづくめで、その結果すくすくと育ち、たくさんの実を収穫出来るという
寸法です。

はたしてうまくいくのか、肥料の割合はどの程度がいいのか、酸素の供給は
どうしたらいいのか、などなど、親子で挑戦します。

もちろん、土に植えたトマトとの比較もやってもらいます。

いやー、楽しみですねえ。

今日は、その出発の記念すべき日となりました。

今後、時々その経過を聞いて、ここに報告したいとおもっています。

どうぞお楽しみに。


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ようこそ、SCOOTIST です。

時々、ビッグスクーターにまたがって、中・四国の自然にひたりに出かけます。
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