お父さんのサポートで科学研究スタート

遠路はるばるやってきた中学3年生が昨日の打合せをもとに、
いよいよ今日から実験を開始しました。

お父さんが縦に真っ二つに切った塩ビパイプが主要な実験器具と
なります。

実験にはまったく口をはさまず、ただ、母子で困っていた道具をだまって
作り上げて提供したおとうさん。

父親としてのこんな貢献、かっこいいですね。


お母さんが、

「今日はおいしいビールを買っておかなくっちゃ。」

っていうのも、いいですね。

夕食には、いつものサッポロではなく、エビスが出たのでしょうか。


ともあれ、今日はさっそく実験開始です。


まず、手製のレールに細工が必要です。
速度計のセンサーが球の動きを感知するための
くぼみを作ります。

これを、本人にハンディのルーターでつくってもらいました。


sizeletterretouchIMG_3274.jpg


続いて、鉄球を転がすためのレールの傾斜角度を決めるために、
何度か鉄球を転がして速度を測定し、安定した速度を得ることの
できる角度を決めます。


それができたら、こんどはいよいよネオジム磁石に鉄球をあらかじめ
くっつけておき、反対側から鉄球を転がしてネオジム磁石に当てます。
このとき、何個の鉄球を磁石にくっつけておけば一番強く弾かれるかを
測定するわけです。


sizeletterretouchIMG_3281.jpg

今日はそこまで。

また次回、発展的な実験に取り組むことになると思います。

3時間にわたる実験でしたが、集中力が切れることもなく
よく頑張りました。




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中学生の息子のために塩ビパイプを縦に二つに切ったお父さん

うちに来る中学生があれこれと科学研究をしています。

それぞれけっこう大作に挑戦するため、夏休みに入ったら
もうまとめに入らないと間に合わないのが普通です。


新幹線で2時間ちょっと離れている中学校の子もがんばろうと、
先日打合せにわざわざお母さんと立ち寄り、今日、夏休みに
入ったのでふたたびやってきました。


この中学生は、ネオジム磁石を利用してガウス加速器を再現することに
ことのほか興味をもったっため、打合せでは、直径11ミリメートルの鉄球を
転がして、あれこれ実験しようということになりました。


転がすと簡単に言っても、鉄球をなめらかに一直線に転がすには、それなりの
工夫が必要で、わたしは、電気配線を隠すための配線モールを使っています。


これは断面が角張っているため、球はしょっちゅう壁に当たり、その都度
摩擦によってかなりスピードがダウンしているはずですが、他になかなか
いい材料が見当たらないのでないのでこれですませています。


先日の打合せでそのことも話題になり、冗談半分で

「塩ビの水道管を縦に真半分に裂くことができればいいレールが
できるんですがねえ、、、。」

と言ってしまったのです。

これがそのイメージです。


レール2種の断面

左がこれまでわたしが使っていたもので、右が理想的なもの。



結論から申しましょう。

この中学生のお父さん、頑張りました。

今日の最終打合せに間に合わそうと、今朝の6時からノコギリで塩ビパイプを
縦に切り始め、ついに夕方完成。

それをお母さんと中学生が誇らしげにわたしの教室に持ち込みました。

写真の右の白いのが配線モール。左のグレーのほうがお父さんが作った
塩ビ水道管を縦に切ったレールです。


sizeretouchIMG_3267.jpg


拡大してみましょう。
苦労の跡が見えます。


sizeretouchIMG_3270.jpg



なんという執念。

いやー、恐れ入りました。



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イワガニ類の吸水毛

中学生がカニの形態をいろいろ調べています。

以前、このブログの記事でスナガニ類の吸水毛のことを
書きました。

ここをご覧ください。



強い日射しの干潟で活動するカニたちは乾燥する危険があり、
その対策をしているに違いないというところから研究が
始まりました。
というか、実はコメツキガニが時々脚の付け根を地面に触れさせる
奇妙な行動をしているのを見つけたことに始まります。
(この写真がないのが残念です。)

結局、コメツキガニ、ハクセンシオマネキには特定の脚の付け根に
筆の穂のような吸水毛があってそれで地面の水を吸収しているのでは
なかろうかということに落ち着きました。

干潟で活動するのはスナガニ類だけではありません。

イワガニ類(モクズガニ科、ベンケイガニ科)のカニたちも乾燥対策を
しているに違いないと、研究が続いています。

まだ研究を継続中ですが、今は学校のテスト期間中のため、ストップ
しています。

今日は、カクベンケイガニの吸水毛を載せておきたいとおもいます。


正直、イワガニ類は巣穴に引っ込んだり、石の下や割れ目の中にひそんで
いることが多いため、乾燥対策は自分の動きでカバー出来ると考え、
特別な器官はないのではないかというのが予想でした。

ところがおっとどっこい。

カクベンケイガニを見ると、第2歩脚を取り囲むように、立派な
吸水毛があったのです。


sizeletterretouchDSC_3220.jpg



赤い矢印ですね。

青い矢印は、尾節の周縁部にビッシリと並んだ毛で、
これはおそらくゴミを除くフィルターの役目を果たしていると
おもわれます。


カクベンケイガニは、岩場を忍者のごとく走り回る素速い
カニです。
唯一、垂直な岩肌を走ることができるカニともいわれています。

ほとんど水際には行きません。

岩肌には水がほとんどありませんから、実際に給水するのは
岩の割れ目に入っているときでしょう。

そういえば、満潮線よりも高いところにある割れ目にもたくさん生息して
います。
そこにたまったわずかな水を吸うのに、役立っているのでしょうね。


じゃあ、ほかのイワガニ類は?という疑問が当然出てきます。
おもしろいことになりました。



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ダンゴ3きょうだい?

いっとき流行りましたね、ダンゴ三兄弟。

歌詞は忘れてしまいましたが、幼児らがよく歌っていました。



わたしの知り合いに、中2の男子1人、女子2人がいます。

あいにくきょうだいではありません。もちろんダンゴでもありません。

ただ、3人が協力し合って、ダンゴムシの研究をしているのです。


わたしはこのチームのことをひそかにダンゴ3きょうだいと心でつぶやいて
いるのですが、さすがに彼らに失礼ですから、面と向かってそう呼んだことは
ありません。


ダンゴムシを迷路に入れると、右に曲がった後にはほぼ確実に左に曲がり、
その次のコーナーでは右に曲がる確率が高いです。

これはよく知られており、小学生の科学研究のテーマにもよく登場します。

結果はほぼわかっているのですが、その仕組み、そのわけに迫ろうと、
彼らダンゴ、いや失礼、3人の中学生が取り組んでいます。

先週の土曜には、こんな迷路を作って、実験していました。


size600retouchIMG_3068_201706112256584c9.jpg


実験の前に、まず集計表を工夫して作ります。

その後、実験を繰り返してデータをとります。

そのデータをExcelでグラフにするのは指導します。
すぐに彼らは覚えますね。


そしてそのグラフをもとに、じっくりと解析していきます。

彼らのいいところは、研究の目的や方法、結果をすぐにきちんと
研究ノートに記録できること。


そのノートをここでお見せしたいくらいですが、あいにく今は私の手元に
ありません。


そのノートとデータ、グラフを持ち帰り、休日に考察を書き、来週もってくる
はずです。


それをもとに議論することになります。すごく楽しみですね。



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緑藻水槽が順調

女子の中学1年生がミジンコを研究材料にしたいと言い出しました。

幸い、ミジンコは飼育していまして、順調に増えています。

今後も絶やさずにふやそうとすると、エサの準備が必要です。
そこで、4月2日に餌用の水槽をセットし、緑藻を増やそうと試みました。

左の槽には、ジャンボタニシを2匹入れました。
右の槽には、メダカを5匹入れました。


1週間で緑色に変わるだろうとおもっていたのですが、水槽に加えた緑藻の
いわゆるタネが少なすぎて増えるのに時間がかかり、2週間とちょっとを経たいま、
ようやく安定した緑色の水槽になりました。


sizeretouchIMG_2636.jpg


ちなみに、4月2日にスタートした時の写真を再度掲載しておきます。


sizeretouchIMG_2477.jpg


このように、明るい場所が確保出来れば、緑藻を増やすのは簡単で、
これがミジンコの餌になります。

ひとたび水槽が安定したら当分大丈夫ですから、これでミジンコの累代飼育は
可能だとおもわれます。

ただし、ミジンコは増えすぎたら急に絶滅しますので、適当に間引いていくとか、
水を替えるとか、若干の管理も必要です。


科学研究、特に生物を対象とした研究のためには、材料の確保が肝要で、
けっこう気を遣いますね。


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