カブトエビ現地ロケ

あるテレビ会社の撮影クルーとともに、カブトエビの現地ロケに同行しました。

撮影場所は2箇所です。

最初の1カ所は、3枚の田に、ホウネンエビだけいる、カブトエビだけいる、両者とも
いないというはっきりした区別のあるところ。

昨日のブログの記事のところです。

昨日はカブトエビが涼を求めて取水口にたくさん集まっていましたが、
今日は曇天でしたので田の水温があまり上がらず、したがってカブトエビは
昨日と打って変わって取水口の付近にはあまり集まっていませんでした。

ちりぢりで、撮りにくかったとおもいます。

一日違うとこうも違うのかと思い知らされました。
野生の生物のデリケートなところです。


気を取り直してもう一つの場所に移動です。
ここでは、私たちが到着すると、すでに地域の方々がたくさん集まっておられ、
村の寄り合いがあったのかとおもわせるほど。

田の持ち主の方からは、以前、

「私はいないだろうから、留守中に好きに撮っていいよ。」といわれていたのですが、
ご本人はもとより、ご近所の方々が手に手にザルをもって顔をそろえて
いらっしゃいました。


私たちが着くなり、

「こっちにはあまりおらんでー。」

「あっちにたくさんおるよ。」

と、いろいろ情報を下さいました。ありがたいことです。
差し詰め、カブトエビ発見大会。


この場所は、昨日は、水温が上がり、木の陰が田に差すところにたくさんの
カブトエビが集まっていたのですが、これも、今日の曇天のためか
分散していました。

ただし、ホウネンエビはたくさん見られ、しかも、緑色の色素がしっかり
体に付いています。
これを水槽に入れて撮影してもらいました。

そのうち、地元の小学2年生が全員、といっても8名ですが、担任の若い女性の
先生に引率されてやってきました。


sizeretouchIMG_2983.jpg


ご近所の方々、子どもたち、それに担任の先生と教頭先生、さらには
役場の方?もいらっしゃっていたようで、豪華絢爛の揃い踏みです。


小学生8名のうち、カブトエビを知っていたのは2名でした。

半分くらいは知っているかなあとおもっていましたが、予想は少しはずれました。

そうそう、そこに集まっておられた何十年と田を耕している方々に聞いても、
初めて見たと言う人がかなりおられました。

ましてや、これがカブトエビで、こっちががホウネンエビと区別出来る方はおられません
でしたね。

小さい生きもので、人々の生活に影響を及ぼさないものは、ほぼ無視される
ということですね。

ただ、今回、テレビがわざわざ撮りに来るということで、非常に
関心をもっていただきました。

わたしも、あれこれ地元の方や小学生に説明しましたので、おそらく今晩の
家族団らんの時間に、話題になったこととおもいます。




sizeretouchIMG_2986.jpg


上の写真は、だいぶ地域の人が引き上げられたあとのときの様子です。


こうして、現地ロケは無事終了しましたが、あいにく昨日のようなカブトガニが
群れ泳ぐようすも、木陰に集まって背泳ぎしている様子も撮れませんでした。


まあ、ホウネンエビの緑色にしっかり色づいたのは撮れたとおもいますし、
小学校の子らが「おった、おった」とはしゃいでくれた様子もいい絵になったと
おもいます。

それにしても、アナウンサーというのは、1秒もかけずにテンションを上げて
子どもに話しかけ、リアクションを引き出すのがなんとうまいことか。
これはいい勉強になりました。


6月19日の広島ホームテレビ、夕方の「Jステーション」で放映予定です。



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カブトエビの避暑

明日、あるテレビの現地ロケが予定されています。

テーマは、田んぼの生きものたち。

今日、下見に行ってきました。


ここ数日急に暑くなり、いやな予感が的中。

ホウネンエビが暑さ避けて土の中に潜り、ほとんど見られません。
たらりと冷や汗。

カブトエビも同様にダメかなあとおもって重い足取りで歩いていると、
なんと田の取水口の近くに涼を求めて集まっていました。

この水は山から直接引いた水ですので水温が低く、彼らにとっては
快適なのでしょう。
カブトエビは土に潜らず、冷たいところに移動するのですね。


sizeretouchDSC_2310.jpg

写真の左上のエンビパイプから山の水が流れ込んでいます。
ほとんどエサは含まれていないはずですが、食欲を満たすよりも、
まず日中は暑さを避けようという作戦のようです。

夜になって涼しくなった頃を見はからってエサを食べればいいわけですね。



sizeretouchDSC_2294.jpg



sizeretouchDSC_2304.jpg



アップするとこんな感じですし詰め状態。


明日は、気温が3度ほど低い予報ですので、ホウネンエビも出てくれて
いるとおもいます。

カブトエビは逆に田に散り散りになっていて撮りにくいかもしれません。


なかなか両者を高密度で撮影しようとすると難しいものですね。


ともあれ、ほとんど誰も知らないところで、こんな小さな生きものたちが毎日
環境の影響を受けながらばたばた行動しているわけで、そんなことに
少しでも興味をもっていただけたらいいなとおもいます。


明日は、小学校2年生の子どもたち8名ほどと担任の先生、それに教頭先生も
引率で現地の田んぼにおいでになります。

地元の小学生は、通学路が田んぼだらけですので、

「あー、知っているよ。」というのか、

それとも、「えー、何これ?」というのか、

大変に興味をもっています。



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シマゲンゴロウとカブトエビ

廿日市市のとある田んぼで、シマゲンゴロウをみました。

幸いなことにカメラを持っていました。

カブトエビの赤ちゃんとホウネンエビもいっしょに写りました。
スリーショットですね。


sizeretouchDSC_2292.jpg



シマゲンゴロウは、環境省のレッドデータブックで、「準絶滅危惧」に指定されて
います。


広島県では健在のようで特に指定はありませんが、海を隔てた愛媛県の
松山市ではもっとも危急度の高い「絶滅危惧Ⅰ類」に指定されています。


その記述を引用してみましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生息状況市内から確認されている生息地は極めて少なく、個体数も少ない。
山間部の水田には細々と生息しているが、水田農法や農薬の種類が変化する
ことにより、一気に絶滅してしまう恐れがある。また、近年の本種の減少は市外に
おいても著しく、早急な保全が求められる。
(レッドデータまつやま2012から)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ほとんどの人には知られず、ほとんどの人には関心もたれず、
ほとんどの人には役に立たない小さなムシたちは、ほとんどの
人が知らないままにいなくなっています。


万人に興味・関心をもってほしいとはいいませんが、せめて
そんな実情だけは知ってほしいとおもいます。


そして好奇心旺盛な子どもたちには、できるだけ多くの情報を
提供したいとおもっています。




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ムクドリ

4月に入りましたが、昨日西条の知人から、いまみぞれが降っているぞという
連絡があり、びっくりしました。

3月末の雪の情報はあまり記憶がありません。

どうりで寒かったわけです。

今日は昨日に比べたら暖かかったのですが、そうはいっても風が強く
スクーターに長時間乗るのはまだまだつらいです。


さて、川辺にムクドリのペアがいました。

オスとメスが仲良く餌をついばんでいます。

ただし、なにを食べているのかは不明。

岩の表面には動物質ではイワフジツボくらいしかありませんし、
植物質ではせいぜいアオサの類です。


sizeretouchDSCN2064.jpg


黒っぽいのがオスです。

もうすでに彼らにとっては繁殖期に入っているのでしょうかね。



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またまたハマダンゴムシ

普通にそこらにいるオカダンゴムシをご存知の方なら、ハマダンゴムシを
見た瞬間、だれでも「おっと、でかい!」という印象をお持ちになるはず。

長さが2センチメートルほどにもなりますので、ほぼ2倍です。

そして、その次の印象が、「かわいい!」ですね。

でかいのに可愛いというのは矛盾しているようですが、確かにかわいいです。

ひとつには、身体の色が薄いため、黒くてまん丸い目が目立つから。

ふたつ目には、丸まったときにもその目が閉じることなく大きく目立つから。

みっつ目は、動きがのろのろとしていて、同じ仲間のフナムシのように
不気味さがまったくないから。


その可愛いハマダンゴムシの生息地がどんどん減っています。

幸い、今回越冬中の個体がみつかりました。


sizeretouchDSC_0832.jpg


sizeretouchDSC_0849.jpg


写真の3個体とも、身体の色彩が違うことにお気づきでしょう。
このように、個体識別が容易ですので行動の研究に適しています。

まだ砂に潜ったままですが、もうすこし暖かくなったら、夜な夜な活発に
行動してくれるとおもいます。

ふたりの女子中学生が研究していますので、また、そのようすをお伝えできると
おもいます。


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時々、ビッグスクーターにまたがって、中・四国の自然にひたりに出かけます。
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