黒ニンニク

今日は、広島市安芸区の方面にスクーターで脚を延ばし、水を引いた田んぼを
みつけては停車し、カブトエビ、ホウネンエビ、カイエビはいないかとのぞき回って
いました。

田の持ち主がおられれば、すぐに話しかけて了解を得てから探すのですが
どなたもおられない場合が多く、その時は、こっそりのぞかせていただいています。

最初の田んぼでは、持ち主にお伺いすると、

「そんなの見たことないなあ。」という回答。

で、見せてもらうと、カブトエビもホウネンエビもしっかりいました。

農家の方も、カブトエビはオタマジャクシに、ホウネンエビは小魚に
思っていらしたようでした。

次の田んぼでは空振り。


その次の田では、遠くに持ち主が見えたので大きな声をかけて
見せて頂きました。

「いいよー、勝手にどうぞ。」

とのこと。

見ると、カブトエビは見られませんでしたが、ホウネンエビは少しだけですが
けっこう大きな個体が見られました。

写真を撮っていると、近づいてこられたので、あれこれ四方山話。

この方も、それらの生きものの存在をまったくご存じなかったのですが、
たいへんに興味をもたれ、すぐそこだから寄っていけと、ご自宅まで
案内していただきました。


冷たい麦茶を出していただきながら、わたしのブログでそれぞれの生きものたちを
確認していただいたり、あれやこれやと小動物談義。

そのうち、お土産までいただきました。

そのお土産が、その方がお作りになった「黒ニンニク」でした。


sizeretouchIMG_2961.jpg


収穫したニンニクを電気炊飯器で二週間ほど保温したものだそうです。

開いてみるとこんな感じ。


sizeretouchIMG_2962.jpg


二週間の保温期間のうちに塾生し、臭みは完全に消え去るとのことで、
プルーンみたいに柔らかくなっていました。

おそるおそる食べてみましたが、甘みがあり、舌触りもマイルドで、
絶品でした。


いま、いただいたのをつまみにしてこれを書いています。

世の中には親切な方がいらっしゃるものですね。


また、いつかお訪ねして、お礼をいわなければとおもっています。



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出会い

新学期が始まります。

学校は授業はまだのようですが、クラブで学校に通う子はたくさん
見かけますし、学習塾はすでに大盛況です。

わたしのところにも、新しい顔ぶれが登場。

旧メンバーと自己紹介をしあい、さっそく実験にかかります。


古くからのメンバーであっても、進学を機に時間帯が合わずにクラスを移る
場合もあります。

今日は、新中学1年生の男子と女子とが合流しました。

照れと緊張感とが混ざり合い、その中でも前向きな意欲が感じられ
微笑ましいものです。

あっという間の1時間半でした。

今後、しだいにリラックスしながら、大きな成果を挙げて欲しいとおもいます。


気分一新、新年度の独特の雰囲気はいいものですね。

こちらもやる気がでます。



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88歳翁のライフハック

昨日の続きです。

MM翁のお宅にお邪魔し、顕微鏡を何気なく見てみると、なにか変です。

普通、ピントを合わせるネジが二つあって、一つが粗動ネジと呼ばれるもので、
大まかにピントをあわせるのに使い、もう一つが微動ネジと呼ばれるもので、
さらに微妙なところを合わせるのに使います。

普通は粗動ネジが大きく、微動ネジはその半分の大きさもありませんが、
ほとんど同じ大きさなのです。

しかも、微動ネジには目盛りまでついているのです。

ははーん、ライフハックだなと気づきました。


sizeretouchIMG_2349.jpg


sizeretouchIMG_2348.jpg


いやあ、お見事です。


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88歳翁、顕微鏡写真の深度合成をマスター

再三、このブログでは登場しているMM氏。

ちょくちょくおいでになったり、こちらが出向いたりと、交流させて
いただいています。

なにしろ、植物のことはたいがいご存知で、あれこれ教わっています。

特にシダ植物については県内随一といっていいでしょう。
広島大学が放さないほどですから。

このシダ植物というのがやっかいで、非常に良く似た種類が多く、おまけに動物と
違って野外でも雑種がやたらと多いとのこと。

こうなると外見だけで区別することが難しく、見分け方のカギが胞子の形態だ
そうです。

専門書や学術論文には電子顕微鏡で撮った胞子の写真が並んでいますが、これは
個人では無理です。

そこで、わたしが提案したのが深度合成写真。

先日行ったときにそのソフトをMM氏のパソコンにインストールしました。

昨日、実際に使ってみようということで再度おじゃまし、実演と相成りました。

すぐにマスターされました。

おそらく、このいまの瞬間も、どんどん写真を生産されていることでしょう。

あいにくその画像は手元にないので載せられませんが、その時の雰囲気が
これらの機器の写真でおわかりになるかもしれません。


sizeretouchIMG_2352.jpg


左手の双眼実体顕微鏡は、木製の台の上に浮いているように見えますが、
左奥の方から金属製のフレキシブルアームで支えられています。
もちろん、自作です。

右手の光学顕微鏡の台座の部分には、対物レンズのケースがネジ止めされて
おり、転がったり無くしたりしないように工夫されています。
可愛いですね。

あれやこれや自作の便利グッズがいっぱいの、楽しい楽しい書斎です。

仕事の効率を高め、生産性を上げる工夫をとおしてクオリティの高い生活を
送ることを英語でライフハックといいますが、まさにライフハックの達人です。


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88歳翁、知的好奇心 なおも旺盛

何回かこのブログで紹介したことのある知人が、昨日、顕微鏡写真を
撮影する装置で撮った写真がプリントできないと相談においでになりました。

私が以前紹介してお買いになった装置ですので責任もあり、ここでふたりで
試してみて、納得してもらったうえでお帰りになりました。

この方は、今年の5月には89歳になられる方で、シダ植物の分布調査を
長年独自におやりになっており、広島県の隅々まで歩いておられる
アマチュアの研究家です。
昨年その集大成が出版されたばかりでこれもたしか紹介したはずです。

このブログの右肩の検索窓に「シダ」とか「MM氏」と入力して検索すると
出てくるはずです。

広島大学理学部の植物学教室が手放さないほどの人物です。


お帰りになる直前に、以前アカウキクサの同定をこの方にお願いしたときに
私が撮った胞子の顕微鏡写真の深度合成技術が話題になり、無料で
使えるソフトがあることをお話しました。


すこぶる興味をおもちになりましたが、イギリスのソフトではあるし紹介すると
いうよりも、今後、必要に応じて標本をお持ちになればいつでも撮影して
さしあげる約束をしました。


今日ふたたびおいでになり、やはり顕微鏡写真のプリントアウトがうまくいかん、
とのこと。

そこで、さっそくお宅におじゃましました。

お宅は距離は近いのですがかなりの高台にあるのでスクーターで行きましたが、
その方は歩いておいでになったのです。
ここらへんの根性で、すでに負けています。


プリンターの設定についてはすぐに解決し、ついでに深度合成ソフトを
インストール。
その顕微鏡装置で撮影した何コマかの写真を合成してお見せしました。

英語の画面や指示はおわかりにならなかったのですが、日本語でいえば
こういうことですと説明すると、的確にその場で理解なさり、じゃあ、
こうすればこうなるんかいのうと、痒いところに手が届くようなご意見や
ご提案が続出。
次々と器具を出してこられて2人でああだこうだと盛り上がりました。


シダの分類では、胞子の微細構造がわからないと同定できないとものが
多いという課題に対して、それを解決しようという強い意欲を感じ、また、
実際にそれに立ち向かう揺るぎない意志も受け止めました。

おそらく私が帰った後、ご自分でまず顕微鏡写真をお撮りになり、それを
先ほどインストールしたばかりの深度合成ソフトを駆使し、ひとり悦に入って
おられることでしょう。


昨年産まれたひ孫さんの写真を机の前に飾って、「かわいいもんですのお」と
表情を崩す一方、ひたすらに歩む道を切り開くためのツールを意欲的に自作し、
あるいは使いこなし、新たに手を伸ばす意志と行動力は、理想的な長寿の
あり方だとあらためて感じたのでした。


「おーい、また来たよ。」
と、お元気な訪問を何度でも歓迎したいとおもいます。




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時々、ビッグスクーターにまたがって、中・四国の自然にひたりに出かけます。
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