一皮むけてまた一歩

昨日の記事で、ヤママユガの脱皮を取り上げました。
頭の部分(頭頂板というそうです)を脱ぎすてた瞬間を捉えた写真を
添えています。

今日は、下半身も脱ぎ終え、脱皮が完了した瞬間の写真です。

きれいに脱ぎすてた脱皮殻は、じつに小さく、まさにストッキング状態ですね。

脱皮直後

脱皮がおわったとはいえ、まだ体は縮んでいます。
しばらくこのままの姿勢で過ごし、しだいに体を伸ばして
歩き回ります。


ところで、昆虫などの節足動物とわたしたち脊椎動物では、体を支える
構成がちょうど裏表の関係になっています。

わたしたちの方は、からだの中心を縦に1本大きな固い骨が走り、
その周りに肉がついています。
魚も、カエルも、ヘビも、鳥もそうですね。
亀だって、ちゃんと背骨があります。

ところが、昆虫やエビ・カニなどではその逆で、中に肉があり、
その外が固い構造で被われています。
エビ・カニではごぞんじ甲羅ですし、昆虫ではキチン質の殻です。
これらは、外骨格とよばれています。


外骨格は、体を守るはたらきと支えるはたらきを兼ねていますから、
実に合理的です。

しかし、やっかいなことがひとつあり、それは、甲羅や殻は
骨と違って伸びないということ。

つまり、成長するに従っていちいち脱がなくてはならないという宿命を
負っているのですね。

これが脱皮です。

脱皮の際はまったく動けませんし、脱皮直後は体がぶよぶよで、
実に無防備です。
この時期によく敵に襲われるのです。
また、体調が悪かったり、足場がすべったりすると、うまく脱皮できず
死んでしまうものも出ます。

まさに、命がけの営みが脱皮なのです。

ですから、脱皮直後のみずみずしい姿をみるにつけ、
美しさに感動するとともに、お疲れ様と声をかけたくなります。

そして、一皮むけて、次のステップを踏み出す彼らに、エールを
送りたくなるのです。



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