玄関にヒキガエル
8月17日~18日と南阿波でキャンプを行った記録の続きです。
二晩とも、夜の8時から9時の間、子どもたちを外に連れ出しました。
初日は海に流れ込む小川でクロベンケイ、アカテガニを観察。
二日目は森の中の虫たちの観察でした。
初日に観察を終え、宿舎に戻ると、なんとヒキガエルに遭遇。
そういえば、道々、子どもらが、玄関に大きなカエルがいたと教えて
くれていたのですが、色を聞くと、子どもによって茶色、緑色、まだらと
まちまちでした。
大きさは?と聞くと
「20センチくらいですごく大きい。」から
「このくらい。」と手を肩幅に広げて示す子もいます。
わたしにいわせれば、いずれも怪物だということになりますが、
まあ、子どもの言うことはあくまでも参考程度です。
鵜呑みにせず、現物を確かめられたらいいなあと歩きながら
おもっていたのです。
わたしの予想としては、モリアオガエルでした。
樹上性のカエルが地面にいるのも変ですが、
たまたま植木から地面に下りていたのかなあといった程度。
あにはからんや、ヒキガエルだったのです。
「緑色」にひっかけられたのです。
まだまだ修行が足りません。
宿舎の建物に帰り着くと、玄関先の植え込みの中にまず1個体。
続いて、反対側のすべりにもう1個体。
おそらく明かりに集まる虫を食べに来ていたのでしょう。
写真は、保護者のKさんの撮影によるものです。
考えてみると、もう20年くらい本物のヒキガエルには
出会っていません。
わたしが幼少の頃は、出雲平野のどまんなかにもたくさん
いたのですが、いつのまにかいなくなりました。
いまや、広島では中国山地に入らないと見られないのでは
ないでしょうか。
蛙合戦とよばれる集団産卵をする浅い池や沼がことごとくなくなった
ためだろうとおもいます。
ヒキガエルは3月にそんな湿地に多数集まって産卵行動をみせてくれます。
そのタイミングに合わせて、もう30年くらい前に、日本の
カエル研究の第一人者である京都大学のM先生を冠山に
お連れしたことを思い出します。
何百匹も集まっていました。
M先生は、研究用のカエルを布の袋に入れておられました。
それをみて、その後しばらくはわたしも給食袋を持ち歩くように
なっていました。
遠く、徳島の地でこんな海岸沿いのしかも人の出入りの激しい宿舎の周囲に
野生のヒキガエルがいたことは、おおきな驚きでした。
自然度の高さをおもい知ったのですが、同時に、昔のことを思い出して、
懐かさがこみあげたのでした。
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初日は海に流れ込む小川でクロベンケイ、アカテガニを観察。
二日目は森の中の虫たちの観察でした。
初日に観察を終え、宿舎に戻ると、なんとヒキガエルに遭遇。
そういえば、道々、子どもらが、玄関に大きなカエルがいたと教えて
くれていたのですが、色を聞くと、子どもによって茶色、緑色、まだらと
まちまちでした。
大きさは?と聞くと
「20センチくらいですごく大きい。」から
「このくらい。」と手を肩幅に広げて示す子もいます。
わたしにいわせれば、いずれも怪物だということになりますが、
まあ、子どもの言うことはあくまでも参考程度です。
鵜呑みにせず、現物を確かめられたらいいなあと歩きながら
おもっていたのです。
わたしの予想としては、モリアオガエルでした。
樹上性のカエルが地面にいるのも変ですが、
たまたま植木から地面に下りていたのかなあといった程度。
あにはからんや、ヒキガエルだったのです。
「緑色」にひっかけられたのです。
まだまだ修行が足りません。
宿舎の建物に帰り着くと、玄関先の植え込みの中にまず1個体。
続いて、反対側のすべりにもう1個体。
おそらく明かりに集まる虫を食べに来ていたのでしょう。
写真は、保護者のKさんの撮影によるものです。
考えてみると、もう20年くらい本物のヒキガエルには
出会っていません。
わたしが幼少の頃は、出雲平野のどまんなかにもたくさん
いたのですが、いつのまにかいなくなりました。
いまや、広島では中国山地に入らないと見られないのでは
ないでしょうか。
蛙合戦とよばれる集団産卵をする浅い池や沼がことごとくなくなった
ためだろうとおもいます。
ヒキガエルは3月にそんな湿地に多数集まって産卵行動をみせてくれます。
そのタイミングに合わせて、もう30年くらい前に、日本の
カエル研究の第一人者である京都大学のM先生を冠山に
お連れしたことを思い出します。
何百匹も集まっていました。
M先生は、研究用のカエルを布の袋に入れておられました。
それをみて、その後しばらくはわたしも給食袋を持ち歩くように
なっていました。
遠く、徳島の地でこんな海岸沿いのしかも人の出入りの激しい宿舎の周囲に
野生のヒキガエルがいたことは、おおきな驚きでした。
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