ヌートリアに遭遇

30年ほど前、府中市でカワウソらしい動物が捕まったと聞き、すぐに
行ってみたら、ヌートリアでした。

以来、県内では各地でヌートリアが捕獲され、どんどん西に分布を広げて
いる情報に接します。

戦時中アルゼンチンから岡山県に移入され、その後飼育は各地に及び、
繁殖させて毛皮を軍用に供給していたようです。

戦争が終わって用がなくなり、業者はヌートリアを野外に放ちました。

これが野生化して増えてきました。

広島市でも東広島や瀬野川のヌートリアのことは聞いていましたが、まさか
猿猴川にいたとは。

下の写真は、新幹線と山陽本線がほどちかいところで
悠々と過ごすヌートリア君です。

sizeretouchRIMG0045.jpg

下は、干潟でエサをくわえて水に入ろうとしているところ。
エサは、魚の死骸だったようにおもいますが、確信はもてません。
腐肉を食べるのでしょうか?

sizeretouchRIMG0009.jpg

食べ終わっても、あわてるわけでもなく、近づいてもあまり
逃げません。

sizeretouchRIMG0039.jpg

やがて、対岸に泳いで行きました。
おそらくそこに巣があるとおもいます。

これまで、野生の獣と遭遇したことは何度かありますが、
イタチでもハクビシンでもタヌキでもキツネでも、わたしの姿を見たら
あっという間に逃走しました。

ところが、今回はどうでしょう。

たまたま干潟でいっしょになった知り合いの母・娘もいたにもかかわらず、
ヌートリア君はきわめて落ち着いて行動していました。
おかげでアップの写真が撮れました。

ですから、この数分間の間に親近感をおぼえました。

ご承知とはおもいますが、ヌートリアは、特定外来生物に指定されています。
稲や畑の野菜を食い、かなりの被害を出していますから、駆除の対象です。

人間の都合で移入しておいて、用がなくなったら野に放し、繁殖したら
有害だとして駆除されようとしています。
ヌートリアにしてみれば、たまたま日本に連れてこられ、ふつうに本来の生活をしようと
しているだけですが、なぜか眼の敵にされています。

ハブを減らそうとして移入したマングースにしても同じですね。
増えすぎて鳥などを食べるから生態系に影響を与えるそうです。

今、目の前にいるヌートリアは、彼らにとってふつうの生活をしているだけなのですが、
駆除の対象です。
アルゼンチンで生活していればなんら問題なかったのですが、たまたま
日本に連れてこられ、お役ご免となったら放たれ、ある日突然捕獲され、
殺されるのです。

まあ、人間の身勝手さに翻弄される悲哀ですね。

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