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科学研究続々

つぎからつぎへ、完成した科学研究を見せにきてくれます。

大部をコピーしてもってきてくれたり、標本をぜひみて欲しいと、
大きな箱をかかえてきたり。

イチジクが実家でできましたのでと、手土産もうれしいものです。

先日、干潟のカニの巣穴を型取りした小3の女子の作品、いや
ご一家の作品は、これです。

sizetrimretouchIMG_0058.jpg

左の4つがチゴガニの巣穴。

右の2つがハクセンシオマネキの巣穴です。

サイズのデータをもらいそこねたので、いま正確に長さは申せませんが、
左のチゴガニの巣穴の直径はほぼ1センチメートルと考えていいでしょう。

そうすると、ハクセンシオマネキの巣穴は、30センチメートルを超えています。

どうりで、巣穴に逃げ込んだハクセンシオマネキを小さなスコップで少々掘っても
簡単には掘り出すことができなかったわけです。

これまで何度失敗したことか。

こんな奥にまで巣穴が伸びているのなら、別の方法を考えないと
採集することは困難ですね。

ハクセンシオマネキの巣穴には、中ほどに膨らんだ部屋があることもわかりました。
ここで向きを変えられますし、くつろぐこともできます。
メスを呼び込んで交尾することも可能です。
あわてて入ってきた仲間をしばらくかくまってあげることもできますし、
少々の運動ならできそうです。(運動なんてしないか。)

なんと素敵なマイホームでしょう。
まあ、わたしとしては、天井と窓がないので耐えられないでしょうが。

たったこれだけの標本をもとに、あれやこれや考えたり話したりして
あっという間に時間が過ぎます。

こうして、せっかく取った標本をないがしろにせず、きちんと砂を落とし、
折れたところを接着剤でくっつけ、発泡スチロールにビニタイで固定し、
さらには、これを綿でくるんで、なおかつ箱の上面にはプラスチックの
透明板を貼りつける。

きっと、この子の一生の宝物になるとおもいます。

お父さんとお母さんが一生懸命に手伝ってくれたという思い出とともに。


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