ハクセンシオマネキにも吸水毛があった
一昨日の記事で、スナガニの歩脚のつけ根に毛の束があり、
これは吸水のために役立っているのではないかという仮説を立て、
実際に色水を吸わせてみました。
「吸水毛」は、わたしの造語です。
その結果、予想どおり、水が体腔内に吸い上げられ、口から
にじみ出てきました。
同じスナガニ科のハクセンシオマネキではどうだろうと、さっそく
観察してみました。
結論から先に言えば、スナガニと同じ位置、つまり第2歩脚と第3歩脚の間に
ちゃんとありました。
背後から見たところです。
体が普通の状態の時、この毛は最下部に位置しています。

これは横から見たところ。

横から見ても、この毛が真下に位置し、水分を吸収するのに適して
いることがわかります。
これから、文献を探しますが、スナガニ類の解剖図がほとんどないので、
見つからないかも知れませんねえ。
種名を確定するときに書かれるいわゆる種の記載論文を探してそれを
じっくり見ればいいのでしょうが、スナガニは Ortmannという学者に
よって1897年に、ハクセンシオマネキは De Haanという学者によって
1835年にそれぞれ記載されています。
はたしてたどり着けるかどうか。
こんな時に広島に博物館があれば、相談に乗ってもらえるのですが。
まあ、気長に探してみます。

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実際に色水を吸わせてみました。
「吸水毛」は、わたしの造語です。
その結果、予想どおり、水が体腔内に吸い上げられ、口から
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同じスナガニ科のハクセンシオマネキではどうだろうと、さっそく
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ちゃんとありました。
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体が普通の状態の時、この毛は最下部に位置しています。

これは横から見たところ。

横から見ても、この毛が真下に位置し、水分を吸収するのに適して
いることがわかります。
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じっくり見ればいいのでしょうが、スナガニは Ortmannという学者に
よって1897年に、ハクセンシオマネキは De Haanという学者によって
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