FC2ブログ

カニの鰓式

昨年からカニの研究をしている中学生3人組が、エラの形状を本気で調べようと
動き始めました。


この時期、あまり野外でカニを見かけませんが、それでも彼らに材料を
提供しようと、先日干潟でタカノケフサイソガニを採ってきました。

あまり大きな個体ではなかったため解剖に時間がかかりましたが、それでも
顕微鏡の下で片側8個のエラをちゃんと取り出し、撮影にまでこぎつけました。



memosizeretouchDSC_3883_20200214103620b1f.jpg



カニのエラの基本数は8対です。


それぞれのエラがどこに付着しているかを整理したのを鰓式といい、
上の写真はその鰓式の記述の順番に従って取り出したエラをきれいに
並べています。

(鰓式という場合は述語ですので、鰓の文字は漢字を用いることにします。)


このタカノケフサイソガニも、8対でした。


エラには写真のように名称がそれぞれついています。


写真のⅡ~Ⅵまでは、次のような意味です。


Ⅱ 第2顎脚に付着しているエラ

Ⅲ 第3顎脚に付着しているエラ

Ⅳ はさみ脚に付着しているエラ

Ⅴ 第1歩脚に付着しているエラ

Ⅵ 第2歩脚に付着しているエラ


このように詳しく調べることで、エラを基準にしてなにか法則性を見つけることが
できるのではないかと、検討をはじめました。


こういった、基礎的な、しかもクラシックな分類学はいまはほとんど誰もやって
いないので、大昔の文献が唯一手掛かりです。


これからの彼らの研究に期待したいとおもいます。


 
スポンサーサイト



プロフィール

スクーティスト

Author:スクーティスト
ブログ「スクーターで撮り歩き」にようこそ。
「ラボ・オルカ」、「スタジオ・オルカ フォトギャラリー」、
「広島干潟生物研究会」にもどうぞお越しください。

ようこそ SCOOTIST です
ようこそ、SCOOTIST です。

時々、ビッグスクーターにまたがって、中・四国の自然にひたりに出かけます。
小さな生き物たちの息吹が伝わったら幸いです。
日常のできごとも気ままに書いていきます。

カレンダー
01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの閲覧者数
検索フォーム
ご意見・ご感想を
中・四国の自然や生き物情報、ドライブ情報もおまちしています。 ここにお書きになった内容は公開されません。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR