貝殻の断面

昨日のサザエとアカニシの貝殻についての補足です。

貝殻をスパッと切ってみると、いくつかの層が現れます。
(実際には、しこしこ砥石で削っています。)

一番外側の層を殻皮といいます。
色が付いていたり、デコボコがあったり、木の皮のようになっている
場合もあります。

その殻皮の下には、固い層がいくつか見えます。

下の写真は、サザエです。

これで観察してみましょう。

sizeretouchDSC_6820.jpg

緑色に見えるのは、殻皮の部分で、それを支える白い層も見えますね。

その白い層の下(つまり殻の内側方向)にベージュのつやのある層があるのが
おわかりでしょう。
これを稜柱層といいます。(まあ名前なんてどうでもいいのですが。)

問題はその稜柱層の内側に、薄い白い層が見えるところがあるはずです。

これが、真珠層です。

この真珠層がむき出しになっているところに光を当てると、キラキラと
虹色が見えます。

アワビの内側とか、アコヤガイの内側とか、金属光沢というか虹色というか、
ああきれいっていう記憶、ありません?

あれです、真珠層は。


巻き貝では、この真珠層をもつのは、サザエやアワビ、コシタカガンガラなど、
進化的に古いグループにだけあるようです。


ちなみに、進化的に新しいグループに含まれるアカニシでは、
この真珠層がありません。

sizeretouchDSC_6826.jpg

ちなみに、真珠層のあるグループを、原始腹足類といい、まさに
分類群の名称に古いグループだということが明言されています。

これに対してアカニシやイボニシ、ホラガイ、ナガニシなどのグループを新腹足類といい、
これも新しいグループだということがわかりやすいですね。


貝殻といえば、巻き貝にとっては基本的な重要な構成要素です。

にもかかわらず、その構造に真珠層があるものとないものがあるなんて
不思議なことですねえ。

しかも進化がより進んだグループでは、真珠層をすててしまったわけです。

いったいなぜなんでしょうねえ。

きっと専門家はそれなりに答をみつけているのでしょうが、勉強不足の
わたしでは、まったくわかりません。

でも、あれこれ考えてみるには、おもしろいテーマだとおもいますね。


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