コンキオリン

原始的な巻き貝には、殻の断面を見ると、殻皮と稜柱層の下に真珠層が
発達しているということは、以前紹介しました。

この記事です。


その殻皮と稜柱層の主成分は炭酸カルシウムですから、これを溶かしてしまえば
下の真珠層が出てくるはず。
すでにいくつものサイトで紹介されていますので、まねをしてやってみました。

コシダカガンガラをとってきました。

太田川放水路の最下流部にたくさん見られます。


まず貝を煮て、中身を取りだします。
なかなかきれいにおしりの先までクルンと取りだすのがむずかしいですね。

縫い針だけではほとんどうまくいかず、針金の先をカギ状にして中身を引っかけて
取りだします。
ここに一番時間がかかりました。


めでたく出た(ツルンと出たらめでたくどころではなく、一種の快感ですね。)ら、
ペットボトルを輪切りにしてコップを作り、そこに水とトイレ洗浄剤を入れます。

洗浄剤を水で5から10倍に薄めるのがいいと書いてあります。

これに貝殻をつけると、泡が出てきます。

炭酸カルシウムと塩酸が反応して、二酸化炭素が出てくるわけです。


泡が止まったらいったんピンセットで取りだして水で洗い、歯ブラシで磨きます。

これを3回ほど繰り返すと、真珠層がむき出しになった貝殻ができます。

一晩水につけて余分な洗浄剤を除き、取りだしてよく乾燥させ、その後
ワセリンか油をうすくひくとよく輝きます。
わたしは木工でよく用いる「荏油」(えあぶら)を使っています。
100パーセント植物油ですから安全です。

sizetrimretouchDSC_6900.jpg


sizeretouchDSC_6867.jpg



貝の殻を構成する成分に、コンキオリンというタンパク質があります。

真珠層をつくる物質です。

なんでも、石灰質がこのコンキオリンの働きでくっつけられて、その
結果真珠層が形成されるとのことですが、詳しいことはわたしにはよくわかりません。

ただ、アコヤガイの外とう膜に核となる石灰質を入れると、この
コンキオリンの働きで石灰質がくっつけられて真珠ができるというのは
間違いないようです。

さすがに、コシダカガンガラをつなげてネックレスというわけにはいきませんが、
まぎれもなく真珠光沢です。


【注意】

洗浄剤は塩酸を含んでいますので、取り扱いには十分ご注意ください。
特に、歯ブラシで磨く前には十分水で塩酸を流し、ビニル手袋や
めがねをしてください。



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