仮説:巻き貝の石灰質のふたは縁から積み上げられる

巻き貝は、殻の頂上の方から下に向かって成長していきます。

drawsizetrimretouchDSC_7541.jpg


軟体部の外側をおおう外とう膜がその外側に向かって殻の成分を
分泌し、それが固まって硬い貝殻となるのです。

軟体部から外に向かって石灰質が分泌されるという発想で固まって
いたため、ふたもてっきり体がくっついている部分、つまりふたの裏側から
表側に向かって成長すると思い込んでいました。

ですから、いったいどのようにしてふたの表面の突起ができるか皆目見当が
つきませんでした。


よく考えると、サザエにしてもスガイにしても、ふたの裏側、つまり軟体部と
ふたがくっつくところには茶色い殻皮があり、ゆがいてもそうかんたんに
ふたがはずれません。

この殻皮がある以上、ここから石灰質が分泌されてふたが成長するのは
ちょいと考えにくいとおもうようになりました。

そして、昨日のスガイのふたの写真を何度となく見つめているうちに、
昨夜、ふっと思いつきました。

ひょっとしたら、殻のふたは、縁の部分から石灰質が積み重ねられて成長するのでは
ないだろうか。

前にも書きましたが、殻皮があり、肉としっかりくっついているふたの底のほうから
石灰質が分泌されるのは無理があるのではないかということです。

このふたが縁の方からできるとすると、この問題は解決します。

そういう見方をすると、昨日の写真もなるほどとうなずけます。

drawsizetrimretouchNew-Out99999_99997.jpg

この黄緑色の矢印が、以前つくられたふたの部分であり、黄色い矢印が
いままさに作られつつある部分ではないでしょうか。

要するに、外とう膜がこのふたの表面の一部におおいかぶさり、そこから石灰質が
分泌され、ふたが表面のほうから厚く大きくなるのではないかというのが
わたしの仮説です。


断面を見てみましょう。

drawsizetrimretouchDSC_7539.jpg

このように、1,2,3と外側から石灰質がかぶさってふたが成長し、
しだいに厚くなり、また直径も大きくなるとのではないでしょうか。

いっきにふた全体をおおうほど外とう膜は広がりきらず、成長とともにふたが
回転して、それに応じて外とう膜もふたに石灰質を分泌していくのでしょう。

こう考えると、外側のほうの小さな突起はいまできたばかりであり、
内側のほうはもう作れないはずですから、先日写真で示したサザエの老成個体で
ふたの内側の突起が摩耗していたのが説明できます。

このわたしの仮説、なかなか当を得ているようにおもいますが、いかがでしょう。

もうだれかがすでに発表していますかねえ。


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