中央教育審議会答申

昨日の続きです。

昨年(2014年)12月22日に公表された中教審答申にまつわるつたない感想です。


今の小6の子が大学を受験する2020年度から、大学入試が大幅に変わります。

現行の「大学入試センター試験」がなくなり、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」
となります。

また、一発勝負の弊害をなくすために、高等学校在学中に「高等学校基礎学力テスト」が
行われるようになります。

この二本立てで大学は入学者を選抜するわけですね。


この新たな入試について、その理念が先日の答申ではっきりと示されました。

概要を示しておきますと、

1 調査書や活動報告書などをしっかり見て選抜すべき。

2 新テストは、知識だけでなく、思考力、判断力、表現力を含む学力を見るための
 ものにすべき。

3 主体性、多様性、協働性を含む学力を評価の観点にすべき。

4 特定分野に卓越した者も選抜すべき。


もう、中教審が何を言いたいのか、何を大学入試に求めているかおわかりでしょう。


暗記だけが得意な子、ペーパー試験のテクニックだけを訓練された子、協力して
ものごとに取り組めない子は、大学が求める人材ではありませんよってことを
謳っているのです。

それは、とりもなおさず、まさにこれからの社会が求める人材をなんとか
大学が確保し、その趣旨を生かした教育をして世に送り出すべきだという、
高尚な願いが込められているのです。


受験塾に行くなとはいいませんが、どうぞ子どもたちに、身の回りをじっくり見つめ、
落ち着いて整理し、あれこれ解決策を自分で考えて取り組ませ、それを
論理的にまとめるという一連の体験を、ぜひ小6以下のお子様をお持ちの
保護者の皆様はお考えいただき、実現できる時間を作ってやってください。

学校でも、結果のわかった実験ではなく、いわゆる研究の流れを取り入れ、
夏休みの自由研究ももっと奨励し、手厚くフォローしながら対応してほしいと
おもいます。
いま、広島市の小学校で自由研究を提出する子は、クラスで一人か二人です。


繰り返しますが、中教審答申が掲げていることは、大学入試だけではなく、
社会に出てからも有効です。

中教審答申の1ページ目の欄外に、つぎのような脚注が書かれています。
わざわざこれを載せた意味は、ある意味警告かもしれません。


  キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学大学院センター教授)の予測に
 よれば、「2011年にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業後、
 今は存在していない職業に就く」とされている。


そんな時代に、どんな力をつけて子どもらを送り出すべきか、よーく考えたい
ものですね。
いや、その責任が大人たちにはあるとおもいますね。




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