夏休みの科学自由研究の指導

夏休みですね。

ことしも、窓の下を青白い顔をしてカバンを背負い、うつむき加減に歩いて
学校名や数字の並んだ派手な看板のビルに吸い込まれていく子らを見ると、
心が痛みます。

夏休みこそ、好きなことをのびのびとさせる時間をもっともっと確保して
やるべきだとおもいますね。

ただ、それは放任せよということでは決してなく、日頃かかわりが
もちにくい場合でも、夏休みは比較的かかわりが持ちやすいはず。

いっしょに宿題をするなんて、いいふれあいであり、ボケ防止に
ぴったりです。
中学校の宿題、解けますか?

まあ、計算ドリルや漢字練習などはこどもに任せるとして、
親子でいっしょに楽しみながら進められるのが科学自由研究です。

科学研究の指導というか、いっしょに取り組むことを通して、お子さんに
これから歩んでいく人生を切り開くパワーを身につけてもらいましょう。
それは、これから先何か事が起こったときに、その本質を見極め、
論理的に考え、適切に対応する力です。

参考になるかどうかわかりませんが、資料を示しておきましょう。


Ⅰ 科学研究の進め方
1テーマえらび
①身近なふしぎなこと。  
 ②自分が興味・関心を持ったこと、気付いたこと。
【例:水槽のイモリを見ていたら、時々水面に呼吸をしに上がってきた。】
 ③過去の作品に当たる。
 ④インターネットから。(陥りやすいのがおもしろい実験を取り上げようとすること。
      おもしろい実験は単発、瞬間のことが多く、作品にしにくい。むしろ
      過去の入賞作品などに注目。)
 ⑤数字で結果が得られやすいもの。
 ⑥「○○の研究」ではなく、「○○は○○だろうか?」と疑問形にできるような内容。
【仮のテーマ:イモリはどのくらいの間隔で呼吸しているのだろうか?】

2 解決への見通しを立てる
 ①テーマ(疑問)にストレートに答えるには、何をどのようにしたらいいか。どんな道
  具が必要か。
             【呼吸の間隔の時間をストップウォッチで測定すればよい。】

 ②何かと関連づけてデータを集める 
      【時刻、明るさ、水温、エアレーションの有無と関係があるのではないか。】
 
3 テーマのアレンジ 
 見通しを立てる段階で、さらにテーマが具体的に絞られてくる。 
          【本テーマ:イモリの呼吸の間隔は何によって影響を受けるか?】

4 実験する(観察する)
 ①見通しにそった実験計画を立てる。
【(ア):朝、昼、晩それぞれ1時間観察し、呼吸に上がってくる間隔を測定してみる、
    (イ):灯りをつけたときとカーテンでおおったときではそれぞれどうか、
    (ウ):水そうの水温を変える工夫してそれぞれ測定してみる。
    (エ):エアレーションをしている条件としていない条件で測定してみる。】

 ②信頼性を高めるにはどうすればいいか考える。
  ・実験回数 【1回だけでなく、それぞれ3回ずつ行った。】
  ・条件の設定 【水温を一定に保つために二重水そうにした。】
  ・実験材料の数 【イモリ1匹だけでなく、3匹ともやってみる。】

 ③データを整理して、平均を出したり、表やグラフにまとめたりする。
【8時、14時、20時では測定したら、、、、、。照明をした場合、しない場合では、、、、、。
    水温が10℃では32分48秒、60分以上、24分19秒に1回、20℃では23分28秒、
    21分18秒、10分24秒に1回、水温29℃では、5分5秒、4分30秒、4分13秒に
    1回だった。エアレーションを行った場合は、、、、、】

5 実験や観察の結果をもとにして、本テーマの疑問に対する答えとなるように
  文章にしてみる。
【時刻、明るさが変わっても、呼吸の間隔はほとんど変わらなかったが、
    水温が高いと呼吸の間隔は短くなり、低いと長くなった。またエアレーションを
    行うとどの温度の場合でも間隔は長くなった。このことから、イモリは水温が
    高くなると活動が活発になり、そのために体内で酸素が必要になり呼吸数も
    増えるのではないだろうか。また、エアレーションを行った場合に呼吸数が
    少なくなったのは、皮ふでの呼吸量が増えたぶん肺での呼吸量が減ったと
    考えられる。】


Ⅱ 科学研究のまとめかた
1 研究の動機(なぜこの研究をしようとおもったか。)

2 研究の計画・方法(どういう道具や材料で実験や観察をしようとするのか、したのか。)

3 実験(観察)の結果(順を追って整理して述べる。)

4 考察(実験の結果から何がいえるか。予想に対してどうだったか。仮説が検証されたか。)

5 結論(研究の結果について、はっきりしたことを述べる。今後の課題や疑問、
  やってみたいことを述べる。)
 
6 反省・課題・お礼
 
7 参考にした本やサイト


てな感じで進めていったらいいのではないでしょうか。

充実した夏休みを過ごしていただくための、参考資料です。


にほんブログ村 シニア日記ブログ 男性シニアへ
にほんブログ村へ
にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村へ
にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
にほんブログ村へ


※関心をおもちになったら下の「拍手」を
ポチッとおねがいします。励みになります。


スポンサーサイト

この記事へのコメント

管理人のみ通知 :

トラックバック


プロフィール

スクーティスト

Author:スクーティスト
ブログ「スクーターで撮り歩き」にようこそ。
「ラボ・オルカ」、「スタジオ・オルカ フォトギャラリー」、
「広島干潟生物研究会」にもどうぞお越しください。

ようこそ SCOOTIST です
ようこそ、SCOOTIST です。

時々、ビッグスクーターにまたがって、中・四国の自然にひたりに出かけます。
小さな生き物たちの息吹が伝わったら幸いです。
日常のできごとも気ままに書いていきます。

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの閲覧者数
検索フォーム
ご意見・ご感想を
中・四国の自然や生き物情報、ドライブ情報もおまちしています。 ここにお書きになった内容は公開されません。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR