中学生の科学研究から(微生物の研究)

中学2年生の女子二人による科学研究は、微生物の種間競争。

別に競争といっても、微生物がかけっこや綱引きの競争をするわけではありません。

ゾウリムシなどの繊毛虫は、基本的に分裂という方法で増えます。
1匹が2匹になり、2匹が4匹、8匹、16匹、、、と増えていきます。

もしエサも酸素も十分にあり、天敵もおらず、空間が無限に広いのなら、
またたくまにゾウリムシは増え続け、たいへんなことになってしまうことでしょう。

では、ゾウリムシを小さな容器、例えば内径が2ミリメートル、長さが
5センチメートルほどのガラス管に1匹入れておくと、どうなるでしょう。

数日間で急に増え、やがて一定になり、その後は次第に減っていきます。

その原因は、エサや酸素の不足、ストレス、あるいは老廃物で水が汚れてくる
からかも知れません。

自然界で増えすぎないのは、天敵に食べられることも大きいでしょう。

ところで、ゾウリムシ以外にも田や池の水の中にはたくさんの繊毛虫が
すんでいます。

微生物に興味をもっていた彼女らは、あれこれたくさんの種類を飼育していましたが、
順調に数を増やすものあれば、突然に絶滅するものがあったり、また2種類を
混ぜておくと共存したり、片方が絶滅したり、そんな経験をしました。

そこで、ゾウリムシと他の繊毛虫を組み合わせてガラス管の中に1匹ずつ入れ、
実験してみたのです。

生物学では、種間競争といいます。

これが、ゾウリムシとブレファリズマの結果です。

対ブレファリズマ


そしてこれが、ゾウリムシとフロントニアの結果です。

対フロントニア

縦軸の数が違うのは、複数のガラス管を集計したからです。

グラフが途切れているのは、彼女らの学校は休みの日には
登校できないからです。


ブレファリズマはゾウリムシよりも種間競争に強いことがわかりました。

一方、フロントニアは弱いということになるのですが、なんとどのガラス管の
個体も1回も分裂することなく、3週間を迎えたのです。

おもしろいことになってきました。


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