小学生のひび割れの研究 5

ちょっと寄り道をしてしまいました。
小学生のひび割れの研究の話にもどります。

水に溶かした片栗粉を使ってひび割れを実際につくった結果、浅い場合は
ひび割れの数が多く、深い場合は少ないことがわかりました。

そこで、彼らはもうちょっと詳しく分析してみたいとおもい、水に溶かした
片栗粉を傾斜した容器に入れ、浅いところと深いところができるように
セットして乾燥を待ちました。


カブトムシの幼虫を飼う容器を利用しました。

sizeretouchR0010708.jpg

数日で乾燥し、ひび割れができました。

drawsizeretouchR0010707.jpg

結果をかれらの作品の中からそのまま引用します。

「右の図では、右側が浅く、左側が深いです。
画面の上側のまん中のあたりからななめ右下方向に
大きなひび割れが1本長く入りました。
また、画面の下の方にも1本水平にやや大きなひび割れが
長く1本入りました。全体的には右側には小さなブロックが
たくさんでき、左側には大きなブロックができました。
また大きな長い割れ目2本に沿ったところには大きなブロックが
できました。プラ容器の内側のふちのところには、4個とも小さな
ブロックが一列並びました。」

なるほど、実験の結果をよく分析しています。
単に図や写真で示すだけではなく、このように文章できちんと
説明することで、考察の糸口がつかめます。

彼らは、この結果を受けて、先日の最初の本実験の考察と同様、

「深い場合は、ひびの溝が深くなり、幅も大きくなることで、
さらに収縮が進んでも、新しいひびはあまり入りませんが、
浅いと、溝がすぐに底に達してしまい、深く大きくなることが
できないため、収縮が進むと新しいひび割れがどんどん
表面に入っていくと考えました。」

と考察しています。

なるほど、説得力のある説明ですね。

ただし、これは彼らが突然に思いついた考察ではなく、あれこれ
3人で話し合ったり、資料を見たり、けっこう時間をかけてたどり着いた
結果です。
こうした時間こそが、子どもたちに科学研究を課す大きな意味です。

残念ながら、そういった機会は家庭でも、そして学校ですらなかなか
確保されていないのが現状だとおもっています。


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