オオミズムシ

ミズムシと聞いたら、足の指の間に巣くう白癬菌を思い浮かべる方が
大半だとおもいます。

そんな方がこの記事の「オオミズムシ」というタイトルを目にしたとたん、
どんなものを想像されるのか見当もつきませんが、いえいえ、あの
水虫のことではありません。


かといって、もう一つのミズムシ、つまり、ワラジムシやダンゴムシのように
足が多くて有機物の多い水たまりの底を歩いている虫でもありません。


第三のミズムシが、今日の話題の主人公です。

第一、第二のミズムシと違って、この第三のミズムシはれっきとした
昆虫です。

水中にすむカメムシの仲間で、アメンボやマツモムシと同じ仲間です。

今日撮ったのは、国でも広島県でも準絶滅危惧種に指定されている
オオミズムシ。
(この仲間はよく似た種類が多いので自信はないのですが、大きさから
いって、オオミズムシとおもわれます。)

ミズムシの仲間では大きい方で、写真の個体では全長が12ミリメートルも
あります。


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黒と黄色の縞模様がきれいですね。

おそらく、昔はけっこうどこにでもいたのだろうとおもいます。

山陰で高校までを過ごしたわたしは、当時種名までは区別して
いませんでしたが、このミズムシ類は、ため池などでたくさん見ていました。

各地で準絶滅危惧とか絶滅危惧とか言われ出したのは、おそらく
彼らが好むきれいな水のあるため池が各地で激減したことに
よるのだろうとおもいます。

現に、このたびみつけた場所では、ひしゃくで水をくむたびに
3匹、4匹と採れましたので、環境さえ整っていればたくさんの個体が
生息してるのです。

ただ、わたしがみつけたこの池も、工場やマンション、高速道路が隣接して
いますので、おそらくそう遠くないうちに埋め立てられて宅地や道路に
変わることになるのではないかとおもいます。


そうなると広島市内の都心部では、ひょっとしたら絶滅するのでは
ないかと心配もしています。

かろうじて残っている絶妙なバランスの自然が、あっという間に
人間の営みによって、ほとんどの人が気付かないままに消滅して
しまうのです。


野外の生物を研究している人々は、もっと声を大きくしてその存在を
アピールすべきだし、マスコミも取り上げて欲しいものだとおもいます。

失ってから気付いたのでは、取り返しが効きませんから。


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