ウミホタル観察会 大成功 (速報)

昨夜(2016年7月18日)、広島干潟生物研究会の今年第3回目の観察会が、
江田島市の荒代桟橋付近で行われました。

題して、「ウミホタルの幻想的な光、アカテガニのお産に立ち会う」

応募者はなんと124名+犬1匹。
車の数にしたら、37台です。

海運業者と交渉し、フェリーの最終便のあと、さらにチャーターフェリーを
1便増便していただき、なんとか予定どおり無事終了し、日帰り組は
皆さん安全にお帰りになったようです。


19時集合で、まずオリエンテーション。

安全のための諸注意や、今日の流れ、さらにはウミホタルの説明をしました。

取材においでになっていた広島ホームテレビのクルーの紹介をし、
いやが上にも盛り上がります。

打合せもせずにいきなり渡辺美佳アナウンサーに振ったのですが、
すぐに番組の紹介や撮影の目的などをすらすらおしゃべりになったのは
さすがでした。


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(撮影 富永)


日が暮れて、桟橋に移動します。

ウミホタルを採集するトラップ、ウミホタルホイホイは、参加家族が自前で
作っていただくことにしました。
エサもそれぞれ工夫してもらいました。
たったこれだけでも、参加する気持ちが変わってきます。
ここが今回の大きなねらいです。

とはいえ、穴開けができない家族のために、穴開けサービスをしましたし、
当日、魚のアラとビニル手袋だけは事務局でたくさん用意しておきました。
その残骸で、帰りの車の中はたいへんな臭いがし、車の持ち主にご迷惑を
おかけしました。ごめんなさい。


sizeretouch_20160718_233303.jpg
(撮影 木下)


120人以上がたたずむ浮き桟橋です。
人が多い左側が、心なしかやや沈みがちに見えますが、
まあ気のせいでしょう。

ウミホタルホイホイのしかけを海底に沈め、30分ほど放置します。

遠くに投げてもいいし、そのまま真下に落としてもいいと案内していました。

遠投に挑戦したお母さん、お嬢ちゃんのビンを投げる際にひもも一緒に投げて
しまったようで、その子は5分ほど無言で固まっていたといううわさもあります。

実は、こういう事態はわたしは予想していました。

大人になると、とりわけ女性は日頃ものを投げることなどほとんどないから
です。

まあ、他の方が捕ったウミホタルを見させてもらえればいいわけですから、
たいした問題ではないでしょう。
お母さん、お子さん、落ちこまないでくださいね。

あとで聞けば、お子さんに慰められていたということですの、
いい思い出になることでしょう。

ウミホタルホイホイをペットボトルやプラスチックの容器で作ってきた
家族もありました。
海底に沈めることができないことに、エサを入れながら気づかれたようです。

その家族は知り合いの家族に相談をし、その家族のガラスのビンにひもで
結わえさせてもらい、沈めたようです。

こういうトラブったときの知恵、対策、成功体験がすごく重要ですが、
あまりに便利な日常生活の中では、子どもたちも保護者もほとんど鍛えられる
機会がないのです。
ですから、こんな機会を提供することが大事だとおもいますね。


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(撮影 木下)


さて、ウミホタルが仕掛けにかかる間、浜に出掛けて浜辺の生きものの
観察です。

あいにくお産にやってきたアカテガニ、クロベンケイガニの数は少なく少し
がっかりでしたが、この浜には、本土側でほとんどみられなくなった
ハマダンゴムシが健在です。

スナガニの穴もたくさん見つかりましたし、スナガニそのものも1匹、2匹
出てきていました。

また、昼間は砂に潜っている広島市希少種のヒョウタンゴミムシも夜になって
あちこち出歩いていました。

また、なんといっても巨大なヒゲナガハマトビムシがわんさかいたのは
壮観でした。


あっという間の30分。

さあ、いよいよトラップの回収です。


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(撮影 富永)

あちこちでキャーキャー、歓声があがり、たくさん捕れたようすが
間接的に伝わってきました。


ビーフジャーキーとチーズ、さきイカを混ぜたスペシャルブレンドを
用意したW家チームは、わんさか捕れていて、何度ビンを揺さぶっても
光量が落ちないほどでした。

こんなエサなら、缶ビールをもってわたしも入りたいとおもいましたね。


ほとんど捕れなかったチームもありますが、まあこれは運のような
ものですので、あまり落ち込まないで下さいね。

ひとしきり幻想的な光を楽しんだあと、採ったウミホタルを海水ごと
海に戻します。

勢いよく水面に投げたチームでは、その刺激で水面にウミホタルが
ばらまかれた瞬間、強烈に発光し、歓声が何度も上がっていました。


最後に集まっていただき、人工的に合成された市販の発光物質をもちいて
発光実験を行ってしめくくりました。

わざわざこのために持ってきた丸底フラスコが効果的でしたね。

これは、ゲンジボタルの遺伝子をもとに作られていますので、
黄色く光ります。
また、フラスコを振っても振らなくても光量はかわらず、
酸素が発光反応にかかわっていないことがなんとなくわかります。

そこそこ拍手と感動の声もいただきましたが、やはり自分らでゲットした
天然のウミホタルの発光にはかないませんでした。


120名を超える一般参加者、さらには宿泊希望も24名あり、あれこれ
気を遣いましたが、なんとか無事に終了しました。

さっそく感謝のメールも何件かいただいています。

お疲れさまでした。
また、これからの観察会にもどうぞおいでください。


なお、広島干潟生物研究会の石川副会長がテレビのインタビューに
あれこれ答えておりました。気を遣ったことと思います。
また、木下ご夫妻、松尾スタッフが事務的なことに、また石川副会長の
ご主人が駐車場の整理に活躍しました。

さらには、一般参加の染井氏が自ら率先して次々とやってくる車の誘導を
やっていただきました。

会場の使用、あるいは宿泊に関して、青少年交流の家のスタッフに
たいへん御世話になりました。

その他一般の参加者の方の中にも、行事が円滑に進むように
直接的、間接的にご支援いただきました。

ここに感謝の意を表したいとおもいます。

なお、広島ホームテレビでの放映予定は、8月15日(月)の18:42ごろからの
約5分間です。
変わる予定もありますので、念のため。


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