ウミホタル観察会、表向きのねらいと、、、

124名の参加があった江田島でのウミホタルとアカテガニの観察会。

江田島市にあるさとうみ科学館の職員も、その人数の多さにびっくり
されていました。

その数はさておき、主催者側は、できるだけ充実した研修会にしようと
あれこれ画策していました。


その第一は、できるだけ多くの方に参加していただくこと。
第二に、できるだけ快適に楽しく参加していただくこと。

この二つは表向きのねらいです。

そして第三のねらいは、あまり表には出してはいませんが、実は
これこそがわれわれの最大のねらいであり、目的であったこと。

「上げ膳、据え膳の受け身のイベントではなく、主体的に、多少苦労してでも
自ら関わって参加していただく」
ということ。


あれこれこの手の観察会は各地で開かれています。
ただ、多くの場合、主催者があまりにも優しすぎて、なんでもかんでも
「お客様は神様です」状態なのです。

これでいいのかという危機感に対するわれわれのアンチテーゼなのです。


これにはわたしどもの幹部会でもいろいろ議論がありました。

せっかくおいでになった参加者には優しく丁寧にお迎えしようという
考えと、本当に自然やそこに棲む生きものたちの状況を実感して
いただくには、受け身の楽しいだけの研修ではだめだという議論です。

結論から言えば、やはり後者の意見が通りました。

つまり、参加者自身も主体的に参加していただきたいたいなあ。
そのためにはいろいろ家族で考えながら自ら準備していただけないかなあ
ということです。

具体的には、ご自分でウミホタルホイホイをつくって来ていただくこと、
また、エサも工夫してきていただくことをお願いしました。

強気でお願いできたのは、われわれが任意のボランティア団体であり、
しかも参加費が無料ということですね。

もしこれが公の機関の主催で、しかも参加費をいくらか徴収するとなったら、
「参加者に準備をさせるとは何事か」というクレームがあるに違いありません。

私たちは非営利の活動で、参加費は無料ですので、そのようなクレームは
まったくありませんでした。
あえて冷たく言えば、準備したくないのなら、参加を見合わせて下さればけっこうです
というスタンスですね。

そんな杞憂をものともせず、むしろ、
「どんなエサがいいでしょうか。」
「どのくらい穴を開けたらいいのでしょうか。」
「紐はどのくらいいるのでしょうか。」
という質問が殺到するほど参加者のテンションは高いことを実感しました。

もちろんフォローもしておきました。

ウミホタルホイホイの穴空けは、ご家庭でできない場合は無料でお手伝い
しますっていうアナウンスです。

20件以上が持ち込まれ、わたしの薄汚れたドライバードリルが活躍しました。

エサについては、家族会議が開かれたという報告も何件かいただきました。
結果的には、あれこれブレンドしたのが良かったようですが、これは
簡単には何とも言えません。

そして、今日、ある方からメールをいただいたのが、極めつけ。
江田島のイベントのあと、ご自分で地元の海岸に出掛けて
試していらっしゃるのです。
これこそが、今回のイベントの大きな意義であり、成果です。
引用しておきます。

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ところで、先日の仕掛けやサキイカなどが残っているものですから、あれから毎
晩のように夜の海に出かけていますが、元宇品、坂横浜、天応桟橋と3連敗中で
す。同じ広島湾なのですが河川水の影響でしょうか?もう少しあちこちを探って
みようと思います。何年も前ですが倉橋の西宇土海岸であの青い光に感動したこ
とがあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

たった一人ではありますが、こういう方が出てきたことは、まさに
われわれの活動の極めて大きな成果だとおもっています。

私たちの主催したイベントをきっかけに、自ら主体的にかかわって
探究する姿勢を打ち出していただいたわけで、これが広がれば、
もう存在意義を達成したようなものです。

すぐにでも引退して、次の世代にバトンタッチしようとおもいます。



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