科学研究出品後のてんやわんや 3

広島市科学賞については、学校、保護者、本人にかかわる混乱が
あれこれありますし、その状況を担当の方があまりご存じないよう
なので、記録しておきたいとおもうようになりました。

ケチをつけようということでなく、改善のために役立ててほしいからです。


広島市科学賞の授賞式の案内をもらった該当者が、いったいどんな賞を
もらったのかわからないままだったことは先日書いたとおりです。
保護者宛の通知文にかかれていないのです。


そもそも、広島市科学賞については、こんな大きな事業であるにも
かかわらずHPが作られておらず、主幹課の指導第一課のサイトを
見ても、まったく記述がありません。

ですから、保護者も先生もほとんど全容も詳細もわかっていないというのが実情。


夏休み前に学校から宿題として作品の募集はあるようですが、きちんと
要綱が配られることはなく、他の発明工夫やら感想文やらに紛れて宿題の
選択肢のひとつということになります。

どれか一つを出しなさいという指導ですから、面倒な科学研究はスルーされがち
です。
学校にもよりますが、科学研究を提出するのは小学校でクラスに1人か2人でしょうね。
中学校では、もっと少ないとおもいます。
ただし、私立学校など、強制にしている場合もあるので、提出する母集団の数は
そこそこあります。

学校もおそらく丁寧に書いたり説明したりということはあまりなく、せいぜい締め切りや
作品の大きさの注意が書いてあるくらい。
学校によっては、
「研究をはじめたわけ」、「研究の方法」、「結果」、「結果からわかったこと」
などを順を追って書くように案内があります。
そうそう、こども文化科学館で科学研究相談が2回行われることは案内
されているようです。
これは、私ども干潟生物研究会のシニアスタッフの有志が参加しました。


しかし、審査の観点やらどのような審査がされるか、そして驚くべきことに、
賞の種類も数もまったく知らされていません。
過去の受賞者のリストはもとより、優秀作品の例やら、その作品のどこが
すぐれているのかなどの情報もまったくありません。

ただし、前年の優秀作品の中から何点かはその要旨が冊子として出版されて
いるようです。
しかしながら、これは、優秀者にしか配られないようです。
(この情報は少しあやしので、全員に配られるとか、希望者は購入
できるのか、いずれ聞き出して誤っていたら訂正します。)
もちろん私は一冊も手に入れていません。


また、それまで広島市教育研究会理科部会・生活科部会の主催で
あったのが、昨年から広島市教育委員会の主催となりました。

これも、理科に関係していない大半の先生方はご存じなく、保護者は
おそらく誰一人知りません。

ですから、表彰式に常連の児童・保護者ならともかく、ほとんどの人が、
広島市科学賞にはいったいどんな賞があるのか、何人くらいが賞を
受けたのか、過去にどんな学校のどんな作品がどんな賞を受賞したのか
知らず、インターネットで検索しても出てこないのです。


県が行う広島県科学賞については、広島県立教育センターのサイトに毎年の
情報が整理されて載っています。

「広島市科学賞」で検索すると、まず広島県科学賞のサイトが現れ、
そのあとわたしのこの「スクーターで撮り歩き」の過去の記事が出てくるという
のが笑えます。


さて、広島市科学賞で3番目の賞の「優良賞」をもらった音速の研究は
なんとか県にまわしていただき、広島県科学賞の中学校の部で
見事特選となりました。

しかも特選3点の中で代表で取材を受けた1点となったわけですから、
トップと考えていいでしょう。
(これは前回も書いたように、このレベルでは甲乙つけがたいので
あまりトップにはこだわりませんが。)

先週の土曜日に厳かな表彰式にわたしも行ってきたのは先日の記事の
とおりです。

その県の表彰式の前の週の11月7日に、広島市教育委員会から
通知が突然ありました。

表彰式に出席してくださいという案内です。


保護者からわたしに連絡があった時には、それは間違いであると
その晩、お返事しました。
市の「優良賞」は市の表彰式に案内されないことを知っていましたから。

ただ、市教委から校長あての文書とその別紙のコピーもその保護者が
学校からもらっていたため、翌日それをpdfで送ってもらい、やっと
事実が判明しました。

別紙に、「特別賞」と書いてあるのです。

ははーん。

県で特選をとった作品を市の表彰式に案内しないのはまずいと判断し、
新たに賞をお作りになったのだろうと判断しました。

他の2名が所属する学校からは、保護者宛の文書しかもらっていませんし、
何の説明もなく渡されたとのことですので、案の定、意味不明で混乱していましたね。

まずこの混乱を、なぜかわたしが3人に電話して事情を説明し、おさめました。


まず、保護者宛の文書を見てみましょう。その混乱の原因は
次のように考えられます。

1 9月30日ごろに出した他の多くの受賞者に渡した教育長賞と優秀賞の通知
 文書を、今回使い回ししている。
 そのため、「厳正な審査の結果」「優秀な作品と認められました」となっている。
 
 保護者もわたしも「ええ?」でしたね。
 

2 賞の名称がどこにも書かれていない。

 校長宛の文書の別紙に「特別賞」とあるが、これは保護者あての文書には
書かれていないので、みんなこぞって、「間違って案内された」とおもいました。


3 しかも校長宛の文書には、
 「優良賞、佳良賞、賞の受賞者は授賞式の該当者ではありません。」と
明記されている。
  
つまり、関係者は大混乱です。


わたしだったら、こんな要旨を文書にします。

市の審査を行ない、いったん優良賞として決めたが、再度入念に検討
したところ、この作品はすぐれており、優良賞より上位の賞に該当することが
わかった。
したがって、遅ればせながら教育長賞と定めるので、表彰式に案内するので
出席してほしい。
大変に失礼した。
なお、優良賞は取り消させていただくので賞状を学校に返却してほしい。


誤りは誤りとして素直に認めるということ、そして詫びることも大事。
そういわれて文句をいう親も子どももいないとおもいますね。


体面をとりつくろおうとし、あるいは省エネをしようとして、その結果
受け取る方は内容がよくわからず混乱しました。

また誠意も感じられない文書をもらって後味のよろしくないおもいも
保護者はもってしまったのです。


広島市科学賞を有意義なものにしようとするならば、こういう点を
直してほしいとおもいます。


おそらく、今週の土曜日の市の表彰式では、
「厳正な審査を行い」「優秀な作品と認めた」という挨拶が行われ、
「特別賞」のことには、何も触れずに式が進んでいくでしょう。

この3人は、大人たちのやることを見て、どんな気持ちになるでしょうね。
 


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この記事へのコメント

Q : 2016/11/24 (木) 13:17:45

お手紙ありがとうございました
 音速研究優勝賞受賞おめでとうございます
ブログで時々拝見してアイデアのすばらしさ また試行錯誤の経過etc楽しく
拝見していました 
小中学生の受賞 未来の科学者ばんざ~~ィ!!
心からお祝い申し上げます
傍観しながら はらはらドキドキの先生・・・・ご指導に感動いたしております
 来年の発表 楽しみにいたしております

スクーティスト : 2016/11/24 (木) 22:13:03

コメントありがとうございます。

音速の研究では、昨年のメンバーと今年のメンバーがそれぞれ頑張ってくれて
中央出品となりました。

また、魚の研究もひたすらじっくりと継続してきており、
ゾウリムシもチームワークで楽しく歩んでいます。

最近、科学写真の新作がとんとブログに載っていませんので、
ご不満でしょうが、一段落したら、また載せますので、
お楽しみに。

再会を楽しみにしています。
お元気で。

すみません匿名で : 2016/11/24 (木) 22:31:30

広島市でもそんな感じなのですね。

私の市でも夏休みの宿題として、作文や書道そして環境や防犯ボスターなどの中から最低一つは取り組みましょうの中に科学研究が入っています。

科学研究のやり方に関して、詳しい説明がなくて、自分の頃には模造紙で出してたので、やはり市のホームページを調べてもよく解らなかったので、
上の子の時は、学校にもお聞きしましたし、インターネットで調べて悩みながら用紙のサイズや留め方を決めました。
下の子が小学校に入った今でもサイトや個人のブログなどで調べてから取り組みます。
上の子の時から9年目になりますが、生徒全員に科学研究を取り組ませた年はありませんでした。
今年は8月後半に登校日があり、できるだけその時に絵画や科学研究を提出して下さいと学校から案内がありましたが、

学校から市の審査の為に集められたのは
9月1日頃か、もしくはもう少し後で、
9月3日土曜日には、すでに審査は終わり、会場で展示されていました。例年通り、複数の研究に金色の折り紙が貼られており、他に銀色を貼られているものも沢山ありました。金銀銅なのかもしれません。

以前は金の紙が貼られている方の中で、県へというような紙がもう一枚貼られていてこの方が県までいくのだなと見て思いましたが、今年は見て回ってもわからなかったので、そこにいらして会場の番をされているような方にお聞きしたら、まだ決まっていないと教えて下さいました。その後いつ何人の人が選ばれたのかは今も解りません。
多くの学校では9月1日に子どもが学校に提出して
2日後の土曜日に展示されるので、週末だったのもあり、
金が貼られている方のご家族は全く知らなくて、
たまたま私が見に行ったので、我が子は金の紙だと知り、他の金の方で顔見知りで連絡できる方に、お電話するとやはりほとんど他の小学校の方も我が子が金になってることをご存知ありませんでした。
金が何なのか?また毎回何人はられているのかも、9年目にして私も知りません。
学校にもその会場の方にも聞ける雰囲気でもありません。
そして展示の3日間が終わってすぐに学校から返却されると、やっぱりここまでで終わりだったのだなと解るわけです。
今日、このプログを拝見してから教育委員会の方にお聞きしましたが、
県にいった方の事が書かれているページもないですし、当然折り紙の方々は何人いたかも載ってもいないようです。同じくそんなページはないのです。
それと、ある比較的大きな美術館の絵画や書道の受賞に関してもそうでして、市長賞や教育長賞などあって、授賞式の賞状やメダルも立派ですが、宿題として出していた学校は、受賞した作品を学校で紹介するわけでもなく、せっかくいい字を書いている子供さんの書も授賞式や展示会場に来られた方しか見れないで終わります。
それに関して、何回か学校にも、せっかくなのにもったいないとお話させていただいたこともありますが、今も変わりません。

今年初めて地元の市で、科学研究で金賞をとったら賞状があるような事を耳にしましたが、県に行かれた方はもらってらっしゃるのかしらと思いますが、授賞式は多分なかったんだと思います。
以前からある市はとても熱心に科学研究に取り組ませていてその市からは全国レベルの研究をされる子供さんも出られていますね。
子供の科学や生物離れって言われていますが、子供は理科も生物も好きな子が多いです。離れさせていくのは子供の責任ではなくて、大人の方の責任だと今回の事を含めて思います。
低学年のうちは夏休みの科学研究に付き合う親も大変ですしね。
書でも絵でも研究でも、子供が学校のすすめで頑張って取り組んだんですから、優れた作品に関しては、
学校や行政サイドもしっかり整理して、ちゃんと誉めて広く紹介して欲しいものです。
長々すみません。書きすぎましたし、
諸事情から匿名の上、しばらくしましたらコメント削除させていただいてよろしいでしょうか?笑

ただ一つの希望は、最近何か調べようとすると、こちらのサイトや干潟研究会のサイトが出てくることです。
どうかずっと声を上げていって下さい。
お願いします!

スクーティスト : 2016/11/24 (木) 23:20:21

コメントありがとうございます。

悲痛感が伝わるコメントに同感するとともに、改めて
発信する意義を見いだしました。
ありがとうございます。

さて、お返事は改めて記事として起こして書こうとおもいます。
少し長くなりそうなので。


なお、どうぞ、コメントを削除するなどとおっしゃらないで
ください。


ここに意を決してお書きいただいた意味は、たいへんに
大きく、共感さなるかたも多いとおもいます。


よろしくお願いいたしますね。

すみません匿名で : 2016/11/25 (金) 00:14:54

ありがとうございます。
また返信の記事を拝見させていただきます。

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