88歳翁、知的好奇心 なおも旺盛

何回かこのブログで紹介したことのある知人が、昨日、顕微鏡写真を
撮影する装置で撮った写真がプリントできないと相談においでになりました。

私が以前紹介してお買いになった装置ですので責任もあり、ここでふたりで
試してみて、納得してもらったうえでお帰りになりました。

この方は、今年の5月には89歳になられる方で、シダ植物の分布調査を
長年独自におやりになっており、広島県の隅々まで歩いておられる
アマチュアの研究家です。
昨年その集大成が出版されたばかりでこれもたしか紹介したはずです。

このブログの右肩の検索窓に「シダ」とか「MM氏」と入力して検索すると
出てくるはずです。

広島大学理学部の植物学教室が手放さないほどの人物です。


お帰りになる直前に、以前アカウキクサの同定をこの方にお願いしたときに
私が撮った胞子の顕微鏡写真の深度合成技術が話題になり、無料で
使えるソフトがあることをお話しました。


すこぶる興味をおもちになりましたが、イギリスのソフトではあるし紹介すると
いうよりも、今後、必要に応じて標本をお持ちになればいつでも撮影して
さしあげる約束をしました。


今日ふたたびおいでになり、やはり顕微鏡写真のプリントアウトがうまくいかん、
とのこと。

そこで、さっそくお宅におじゃましました。

お宅は距離は近いのですがかなりの高台にあるのでスクーターで行きましたが、
その方は歩いておいでになったのです。
ここらへんの根性で、すでに負けています。


プリンターの設定についてはすぐに解決し、ついでに深度合成ソフトを
インストール。
その顕微鏡装置で撮影した何コマかの写真を合成してお見せしました。

英語の画面や指示はおわかりにならなかったのですが、日本語でいえば
こういうことですと説明すると、的確にその場で理解なさり、じゃあ、
こうすればこうなるんかいのうと、痒いところに手が届くようなご意見や
ご提案が続出。
次々と器具を出してこられて2人でああだこうだと盛り上がりました。


シダの分類では、胞子の微細構造がわからないと同定できないとものが
多いという課題に対して、それを解決しようという強い意欲を感じ、また、
実際にそれに立ち向かう揺るぎない意志も受け止めました。

おそらく私が帰った後、ご自分でまず顕微鏡写真をお撮りになり、それを
先ほどインストールしたばかりの深度合成ソフトを駆使し、ひとり悦に入って
おられることでしょう。


昨年産まれたひ孫さんの写真を机の前に飾って、「かわいいもんですのお」と
表情を崩す一方、ひたすらに歩む道を切り開くためのツールを意欲的に自作し、
あるいは使いこなし、新たに手を伸ばす意志と行動力は、理想的な長寿の
あり方だとあらためて感じたのでした。


「おーい、また来たよ。」
と、お元気な訪問を何度でも歓迎したいとおもいます。




にほんブログ村 シニア日記ブログ 男性シニアへ
にほんブログ村へ
にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村へ
にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
にほんブログ村へ


※関心をおもちになったら下の「拍手」を
ポチッとおねがいします。励みになります。

スポンサーサイト

この記事へのコメント

管理人のみ通知 :

トラックバック


プロフィール

スクーティスト

Author:スクーティスト
ブログ「スクーターで撮り歩き」にようこそ。
「ラボ・オルカ」、「スタジオ・オルカ フォトギャラリー」、
「広島干潟生物研究会」にもどうぞお越しください。

ようこそ SCOOTIST です
ようこそ、SCOOTIST です。

時々、ビッグスクーターにまたがって、中・四国の自然にひたりに出かけます。
小さな生き物たちの息吹が伝わったら幸いです。
日常のできごとも気ままに書いていきます。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの閲覧者数
検索フォーム
ご意見・ご感想を
中・四国の自然や生き物情報、ドライブ情報もおまちしています。 ここにお書きになった内容は公開されません。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR