OECD生徒の学習到達度調査から

3年に一度、OECDがPISAとよばれている国際的な学習到達度に関する調査を
行っています。

最近では2015年に実施され、世界の72カ国・地域から、約54万人の15歳児が
この調査の被験者になっています。

読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野についての調査です。

昨年の暮れに調査結果が公表されたのですが、ちょうど第1回広島ジュニア
サイエンスフェアの準備の最中にあり、後回しになっていました。

少し落ち着いたので、ちょいと読んでみました。


一番目を引いたのが、日本の読解力の順位が下がったことでしょうね。

前回の2012年では65カ国中で4位だったのですが、今回は72カ国中で8位と
なりました。

1位から順に並べてみますと、

シンガポール、香港、カナダ、フィンランド、アイルランド、エストニア、韓国、
そして日本です。

ついでにその後の順を少し並べると、

ノルウェー、ニュージーランド、ドイツ、マカオ、ポーランド、スロベニア、
オランダと続きます。

さらにざっと見ると、フランスは19位、イギリスは22位、中国(一部)は27位、
アメリカは24位、イタリアは34位となっています。


他の国はさて置いて、日本が4位から8位に下がったことをどう見るかですが、
ひとつには、子どもたちにラインなどSNSが普及したことが挙げられると
おもいます。

きちんとした文章で相手に物事を伝えるのではなく、短文で何事もすまして
しまうという傾向です。

これは何も子どもに限ったことではなく、大人でも同様で、手紙やはがきを
書くことが減ったことは、ほとんどの日本の大人たちは自覚しているのでは
ないかとおもいます。


読解力が低下するということはけっこうたいへんなことで、機器の取扱い説明書や
調理のレシピ、あるいは法律の条文やら商売上の契約書などを正しく読み取れず、
社会生活をする上で支障を来すと可能性があるということです。


科学研究を指導していると、まさしく子どもたちの読解力や文章表現力の不足を
つくづく感じます。

わたしをして、「何が言いたいのかわからない。」と言わしめる所以です。


英語教育を低学年で導入する前に、少し強制的に日本語の文章を読ませたり
書かせたりする方がはるかに重要な気がしますが、いかがでしょうか。



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