なぜ、干潟観察がいいのか?

それは、生物の生息密度が高く、いろいろな種類の生きものを見ることでき、
それらが環境の状況に依存して生活していて、いわば生物の多様性を
学べるからですね。


野山にも生きものたちはたくさんいます。
様々な植物はもとより、蝶が飛んでいたり、ハチがいたり、時には
テントウムシなどの甲虫が見つかったり、大物ではカブトムシや
クワガタムシがいます。

ただ、大きなものほど個体数が少なくてみつけにくく、それを目指して
野山にでかけてもよほど周到に準備して出かけないと、空振りに
終わることが多いですね。


けれども干潮時の干潟には、それはそれは多くの生きものたちが
それぞれの生活様式を守って、一生懸命生きているのが観察できます。
大きなものもいます。

たとえば、ヒライソガニは石の下にいて、チゴガニは砂泥地に穴を掘って生活して
います。
今回見つけたスナガニは、潮間帯の最上部に、直径が500円玉くらいの穴を
あけてその中で生活しています。
深さは50cm以上あります。


無題


生物の種と、それらの生息場所とがきちんときまっているのに
おどろかされるのです。

栄養がたくさんあるため、植物食やデトリタス食(ゴミなどを食べる)のものたちが
たくさんいて、それを食べる動物もいて、さらにその動物を食べる動物もいて、、、
というふうに狭い干潟でもけっこう大物がいるのです。

昨日の観察会でも、モクズガニの成体が見つかりました。
虫集めのプラスチックのケースに足を縮めないと入らないほどで、
これは、世界最大のカブトムシのヘラクレスオオカブトがかわいく見える
ほど、巨大で迫力満点です。

石の下ではイシガニやガザミをほとんどの人が見つけましたし、
チゴガニはごまんといました。

とにかく、多様な形のたくさんの生きものたちが多様な環境の中で
生きていることを誰でも少し石をめくったり、穴を掘ったりすれば
確認できるのです。

こんないい観察場所ってないですよね。

しかもほとんどの方は見たこともないものですから。

昨日、一番よく聞かれたのはタマシキゴカイの卵のうでした。

クラゲだとおもったとか、海藻だろうとおもっていたとか。

そんなびっくりするようなものに出会えるのも、干潟観察会の魅力なのです。


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