イワガニ類の吸水毛

中学生がカニの形態をいろいろ調べています。

以前、このブログの記事でスナガニ類の吸水毛のことを
書きました。

ここをご覧ください。



強い日射しの干潟で活動するカニたちは乾燥する危険があり、
その対策をしているに違いないというところから研究が
始まりました。
というか、実はコメツキガニが時々脚の付け根を地面に触れさせる
奇妙な行動をしているのを見つけたことに始まります。
(この写真がないのが残念です。)

結局、コメツキガニ、ハクセンシオマネキには特定の脚の付け根に
筆の穂のような吸水毛があってそれで地面の水を吸収しているのでは
なかろうかということに落ち着きました。

干潟で活動するのはスナガニ類だけではありません。

イワガニ類(モクズガニ科、ベンケイガニ科)のカニたちも乾燥対策を
しているに違いないと、研究が続いています。

まだ研究を継続中ですが、今は学校のテスト期間中のため、ストップ
しています。

今日は、カクベンケイガニの吸水毛を載せておきたいとおもいます。


正直、イワガニ類は巣穴に引っ込んだり、石の下や割れ目の中にひそんで
いることが多いため、乾燥対策は自分の動きでカバー出来ると考え、
特別な器官はないのではないかというのが予想でした。

ところがおっとどっこい。

カクベンケイガニを見ると、第2歩脚を取り囲むように、立派な
吸水毛があったのです。


sizeletterretouchDSC_3220.jpg



赤い矢印ですね。

青い矢印は、尾節の周縁部にビッシリと並んだ毛で、
これはおそらくゴミを除くフィルターの役目を果たしていると
おもわれます。


カクベンケイガニは、岩場を忍者のごとく走り回る素速い
カニです。
唯一、垂直な岩肌を走ることができるカニともいわれています。

ほとんど水際には行きません。

岩肌には水がほとんどありませんから、実際に給水するのは
岩の割れ目に入っているときでしょう。

そういえば、満潮線よりも高いところにある割れ目にもたくさん生息して
います。
そこにたまったわずかな水を吸うのに、役立っているのでしょうね。


じゃあ、ほかのイワガニ類は?という疑問が当然出てきます。
おもしろいことになりました。



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